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  • 真珠養殖 | 株式会社 西海養殖技研

    真 珠 養 殖 アコヤガイ(Pinctada fucata martensii) 「再生医療技術を真珠養殖業に適用する可能性の検討業務」 「再生医療技術を適用したCoat真珠核を使用しての真珠養殖試験」 および 「試験結果により得られた真珠の価値総 合的検証」 富士フイルム株式会社 高機能材料開発本部  課題名-「Recombinant Peptideの真珠養殖業への適用可能性の検討」   -2018~2022   ※供試原核製造、母貝育成、挿核施術、養殖管理、浜揚げ結果分析、外部環境要因との分離、 効 果影響及び試     験精度の判定、相関分析など 「Recombinant Peptide Coat核による 大珠作出チャレンジ 」 (株)西海養殖技研-2022~ 6月中旬挿核 14匁 フジフィルムCoat核3.0分(9.09㎜) 翌年2月中旬浜揚げ 約240日経過 剥身時 直径11.1㎜ 巻き厚(両面 2.01㎜ 片面1.005㎜) 挿核時 14匁 ➡ 浜揚時 47匁(通常は25匁前後)  貝柱重量17.3g(通常は8g前後) 当年物としては類を見ない大きさに成長 挿核時3.0分核9.09㎜➡剥身時 直径10.7㎜ 巻き厚(両面 1.61㎜ 片面0.805㎜)  表面(鏡面クラス) 照り(高輝度) 重心位置ずれ無し(高真円度) 血球細胞蝟集を改善目的とした対策「Coat核 」技術による対応 「従来技術」 真珠核 Coat核(抗生剤)と Blank(未処理) 「パールサック形成初期の 血球細胞蝟集 」 パールサック内 試験剥き 蝟集映像化 二値化映像 (挿核後60日経過に試験剥身) 血球蝟集痕が顕著 浜揚げ時の珠染みに繋がり、商品化には漂白作業が必須 Coat核(抗生剤) 左:Coat核 右:Blank Blank サイズ別 比較 「新規技術」 Recombinant Peptide Coat核 「Recombinant Peptide Coat核」FUJIFILM製   2009 核原貝から厳選製作 Recombinant Reptide FUJIFILMにてcoat処理 Coat核 ( 挿核後60日経過に試験剥身) 血球蝟集痕が殆ど見られない為、漂白作業は高い確率で不要となる 従来Coat核との違い 「パールサック形成初期の メリット」 ※使用条件-挿核母貝の 抑制効果が強い 従来 Coat核 「抗生剤」のCoat核 核と切開面の間に空間が生じ異物混入が起こる 殺菌薬効による白血球蝟集痕の軽減   (殺菌薬効による蝟集痕の軽減 ) 抗生物質は毒性があるので抑制効果が 低い と弊害大 近年のオゾンでの卵抜き手法には適合 母貝小型化による挿核直前までの育成には不適 一級品(低明度) 花珠(低明度) 断面:核表面に蝟集痕あり 真珠層(蝟集痕を含む) 明度は統一性が低い 新規 Coat核 「再生医療技術」を適用したCoat核 核と切開面の密着度が高く空間への異物混入が少ない 核を 異物として認識しない〔白血球蝟集が起こらない) (蝟集痕が高い確率での軽減) 挿核母貝の抑制効果が 高く なければ突起珠増加 旧来の秋抑制などの「長期抑制」で高い効果 抑制開始の11月期までに大型母貝育成が必須 一級品(高明度) 明度は 均一性が高い 断面:核表面に蝟集痕無し 真珠層(全て真珠質) 花珠(高明度) ※ 一級品(花珠)面テリ巻きが優れていても、蝟集痕があると実体色として影響し明度が低く暗いイメージが出る。 ※ 剥き落した珠を 0.25㎜サイズ別に並べた状態 「真珠生産者の所感」 ・使用するだけで、特別な技術を必要とせず一級品以下の不良品出現率が飛躍的に低くくなった。 ・当年物真珠の場合、特にシミが全く無い真珠は「浜値価格」向上に繋がる。  ・出荷時の等級選別作業が大きく軽減(原核サイズ統一の場合、フルイのみで巻厚選別) ※ Coat核の品質が重要 同一核サイズ(全量10点計測0.01㎜誤差以内・高真円度) 「真珠ユーザーの所感」   真珠の魅力向上  ・唯一(生物が育む+剥き落して完成) 宝石としての真珠持つ神秘性への原点回帰    ・ 明確なトレーサビリティと、加工を必要としない完璧な真珠としての高い信頼    ・ネックレス連に期待(同一ロットによる今までに入手不可な統一性の高い品質) 「パールサック形成初期の 巻き に関するデメリット」※条件-挿核母貝の 抑制効果が弱い(失敗例) 従来のCoat核は使用する抗生物質の毒性に起因して、抑制効果が弱い(低活性)と脱確率が高くなる傾向が確認されていたが、 抑制効果が弱いと 富士フィルムCoat核は毒性が無いので、脱確率が低い反面、メスキズ周辺の活性が高く、血球蝟集が進み、ハネ珠と呼ばれる珠突起や、メス通しに起因(ピースの残漿細胞片が活性化し真珠質形成)する突起キズのある珠(尾引き珠)が極端に増える傾向が確認された 雑物侵入に伴う血球蝟集痕も形成され易く、通称ハネ珠が極端に増える傾向が確認された 無核真珠と同様にピース細胞の活性化により真珠質の異常分泌が促進され丸みのある尾ひき珠が多い  従来の抗生剤タイプのCoat核は、抑制の利いた活性の低い貝には、抗生剤=毒性が強く作用する為、脱核が多い傾向が見られた。近年の挿核用母貝は「母貝生育の遅延」で貝サイズが小さく挿核直前まで母貝サイズを大きくする必要がある為、活性の高い母貝が多く用いられている。「抑制」作業では無くオゾンによる「卵抜き」が主流となっている。従来の抗生剤タイプのCoat核との相性は良いが、毒性の無い富士フィルムCoat核を使用し「珠シミ」を軽減するには不向きで、珠シミを軽減するには長期の深い抑制操作が必須である事が判った。 真珠核原貝(Mother of Pearl Nucleus) 優良な真珠核を求めて   調査理由   ・1993年にワシントン条約対象種として米国からの製核用原貝の輸出規制問題が発生    ・米国産の核原貝輸出制限の深刻化が懸念   ・真珠核生産原料である核原貝の国内在庫材料不足による国内真珠核の価格高騰(前年比2倍)   浮かび上がったテーマ   ・真珠生産の一貫メーカーとして日本国内における真珠核の安定生産と真珠養殖業者への安定供給が必須   ・戦前:中国産「ささ貝」と言われる原貝で真珠核を生産   ・戦後:中国産から米国産へシフト(国交断絶・日米間の輸出入のバランス・米国天然真珠業者の新規参入)   ・真珠核の品質が中国産原貝は米国産原貝に劣るとの定説(根拠がない)   ・新たな供給先として中国産原貝の 資源現状を正確に把握 する必要   ・実際に中国産の真珠核原貝を使用し真珠核を生産、品質・生産効率を分析、実際に真珠養殖に使用し実証試験   ・日本の求める真珠核品質の基礎知識の伝達   ・中国国内への真円真珠生産に繋がらない様に 半製品としてのサイコロ状まで現地加工に留める   ・原貝輸出 ⇒ 現地での加工による2次産業化・人件費安価・輸送コストの圧縮・半製品としての関税圧縮   ・日本国内の真珠核産業の保護 優良真珠核原料の輸入先の多様化による安定生産確保 「真珠核 原材料調査 」中国 湖北省産 -1994 中国における真珠核生産実態の調査(199 4 湖北省 湖南省) ①「中国直営型」    共産党直接支配下にある郷鎮(小規模企業共同生活集団)内部に新しく核生産部門を設け、人民政府の指導の下、 日 本より技術指導を受け、独自で 核を生産販売しようとする中国主体の経営体  ②「日中合弁型」    日本の製核会社が共産党直接支配下にある企業局と合弁(出資比45:55し、現地での工場施設、材料供給、労働力 の提供を中国側に依存し、米国よ りの材料調達、製品加工技術指導、工場運営、監督、及び日本国内での製品販 売を日本側が受け持つという日本主導型の経営体 「真珠核 原材料 調査」米国 ミシシッピ州産 -1993 ③「米中合弁型」    米国の核原貝採取業者が共産党直接支配下にある企業局と合弁(出資比45:55し、米国内より2級品の材料を模 造 真 珠原料向けに加工販売しようと する米国主導型の経営体 真珠生産者(加工・販売)サイドから見た不良核について 「不良核」キョロ核  ギラ核  ヒビ核  ワレ核 低真円度  - 1994 部分的な反射 反射光形状 使用原貝部位に起因 反射輝度の3DG レンズ状反射 透過光分析 表面の乱反射 二値化映像 ※ 真珠核の「品質数値化」による核の「グレーディング」により、「最高品質の核」を使用する事で、面テリの均一化の精度(核のバラついた反射光が真珠層を透過して、真珠に影響) を高める(真珠層を厚く巻かせる事以外、現在の加工技術でも不可能) シロチョウガイ (Pinctada maxima) 工事中 工事中 クロチョウガイ(Pinctada margaritifera) マベガイ(Pteria Penguin) アワビ(Abalone pearls) 「真珠養殖 チャレンジ 」 -1984~ アコヤガイ(Pinctada fucata martensii) アコヤ 1個入 アコヤ 2個入 挿核技術継承(メス通し・切開位置)オゾンによる卵抜きのみ(抑制の利いていない貝) 挿核技術継承 (メス通し・核送り)大サイズ核の脱核軽減 工事中

  • 株式会社 西海養殖技研 海洋環境保全技術と付着物対策 | 付着物対策

    株式会社 西海養殖技研 海洋環境保全技術と付着物対策 弊社は海洋環境に優しい次世代型付着物防御技術を基本とし、オリジナル防汚塗料の製造直販・防汚資器材の販売・養殖業に対する技術指導を主として行っております。 Pause Saikai Laboratory of Aquaculture and Technology Co.,Ltd 株式会社 西海養殖技研 会社紹介 「養殖資材の開発・提供」「漁場の活用指導」「養殖技術開発の請負」と言う三部門を経営の柱とし「新規漁場開拓」「施設建設」「自動機器導入開発」「育種評価法構築」「付着物対策」「各種研究事業」などのコンサルティングを展開しています。  環境に優しい有害な忌避物質を使用しない非溶出型の次世代型「海棲生物付着防止塗料セイフティプロ シリーズ」と「貝種ごとの防汚技術導入ノウハウ」を独自に開発し、製造販売元として提供しています。  40年に及ぶ養殖実務経験と上場企業での組織経験を活かし、有用な経営資源に繋がる分析と評価を得意としています。                      代表取締役 北原 実穂子 会社紹介 Business content Manufacture and sale of the in-house developed physical marine organism adhesion prevention paint “Safety Pro Series” and the product.make use We publish our environmentally friendly aquaculture know-how and provide consulting services for the manufacture and sale of antifouling containers and antifouling materials needed by governments and companies both domestically and internationally, as well as the development of aquaculture technology. Regarding shellfish cultivation technology that conserves the marine environment, we have a large number of applications across the country for use as antifouling paints and original antifouling aquaculture materials, such as single seeds for sea oysters, scallops, clams, Pacific oysters, and Japanese oysters. As a manufacturer and distributor of antifouling paints, we are considering international expansion in the future, and are expanding export sales through trading companies as part of our ``overseas expansion of environmentally friendly aquaculture technology that utilizes paints that physically prevent adhesion of marine organisms.'' We are currently planning and preparing a sales system. In recent years, we have also been involved in antifouling defense nets to prevent jellyfish from entering the primary cooling water intakes of thermal power plants, long-term antifouling of power transmission cable sheaths, and commissioning of static demonstration tests of antifouling materials in the sea. We also support major companies in developing new businesses in the fisheries field. Click here for details 業務内容 製品情報 Product Info (Safety Pro Series) In recent years, damage caused by deposits such as barnacles and sea squirts has become serious, and paint manufacturers are Antifouling paint is on sale. However, existing antifouling paints contain repellents that contain toxins or contaminate the seabed environment, which is thought to have an impact on aquaculture. Therefore, our company uses repellent-free products.We have developed the "Safety Pro" series of antifouling paints that have no effect on aquaculture products, and have received high praise from aquaculture sites for their antifouling performance compared to products from other major companies. Click here for details 養殖・試験情報 Aquaculture/test information The results of our aquaculture and testing using the Safety Pro series are published on our old website. Click here for details お問い合わせ

  • 種苗生産 | 株式会社 西海養殖技研

    Pause 種 苗 生 産 〇 種苗生産 (Seed production) 「カキ養殖の課題」 ①計画生産(生産量および品質基準の確立:粗放的カルチ養殖➡集約的シングルシード養殖へ) ②技術開発(貝:選抜育種による優良品種作出・専用収容器および付着物対策と省力化) ③経費圧縮(種苗単価の低減:カキ礁の特性であるカキ類の選抜付着と付着物防御効果を活用) ④市場開拓(新商品開発と国際流通を見据えたカキ品質の国際規格化) (天然採苗による安価な自家生産のシングルシード種苗と養殖初期からのグレーディング) ・カキ礁➡劣化ホタテ貝殻で天然採苗➡防汚篭内で自ら剥離(省力化)➡疑似シングルシード ・食害防止網篭育成➡大小選別(機械篩)➡計画生産を実現 ・生産物の現状把握=準工業製品的な計画生産性➡「量と質」の明確化➡計画流通の実現 ・国際流通には価値観共有の為の明確なグレーディング規格構築が必須要件 佐賀県鹿島市沖のカキ礁への試験採苗器設置状況と種苗回収状況 2011 協力参加 ※ 本件照会先:独立行政法人 水産総合研究センター 経営企画部 広報室 「カキ礁天然採苗コレクター」設置図 ○コレクター ホタテ貝殻80枚を一連 全長80cm 100連8,000枚 鋼線縫い ○連結方法  連は6mmクロスPEロープ、幹綱は18mm三つ打ちPEロープ 1m間隔、幹綱全長100mを指定場所に重ねて設置 ○設置方法  PEフロート1尺玉 (必要であれば簡易浮標灯) *カキ礁水深2~3m時のコレクター設置回収を想定し、省力化を目指す。 カキ礁(有明海) 【調査の背景】  3月11日に発生した東日本大震災は,地震直後の大津波によって北海道から九州の広い範囲で水産の現場に甚大な被害を与えました。 中でも震源地に近い岩手,宮城両県のカキ,ワカメなど養殖漁業は,海上ならびに陸上施設の大部分が流出・破壊されたため,壊滅的な状況となりました。一方,宮城県はカキ養殖用の種苗シェア約9割をしめる一大産地であったため,影響は被災地だけにとどまらず,全国各地の養殖現場では次年度以降の種苗確保が緊急かつ大きな課題となりました。西海区水産研究所では有明海を重要な研究フィールドとしていますが,この海域の奥部には日本一の面積を誇る干潟に加え,およそ1,000平方キロメートル(東京ドーム21個分)にも及ぶカキの群落(カキ礁:図1)が広がっています。私たちは,これまでカキ礁の環境浄化機能や多様な生態系に係わる役割を調査・研究してきましたが,この度の震災で生じた養殖カキの種苗安定確保に向けた課題に対応するため,①カキ礁における安定採苗手法の開発,および②得られた種カキの養殖用種苗としての評価について試験を実施しました。 【試験の内容・特徴】  1.試験①:カキ礁における安定採苗手法の開発   1)実施日時 2011年5月28日~9月5日(100日間)   2)実施場所 佐賀県鹿島市塩田川河口カキ礁   3) 協力機関 (株)西海養殖技研 ほか西九州地区貝類生産研究グループ8社   4)結果の概要 ・天然種苗コレクターとして多く用いられるホタテ貝殻をカキ礁の上へ直に横置きで100連設置した。    ・100日後にはホタテ貝殻1枚あたり50個以上のカキ種苗(1~2cmサイズ)を採苗できた。    ・横置きのコレクターにはフジツボやイガイなどの動物性付着生物がほとんどつかず良質の種苗が得られる。一方,縦に設置した場合はカキ以      外の生物が多量に着生する事を確認した。    ・カキ礁での採苗は一昨年より3回実施しているが,毎年安定した結果を得られた。  2.試験②:得られた種カキの養殖用種苗としての評価(中間評価)   1)実施日時 2011年5月28日~9月5日(100日間)   2)実施場所 長崎県平戸地区カキ養殖場ほか5地区   3) 協力機関 (株)西海養殖技研 ほか西九州地区貝類生産研究グループ8社   4)結果の概要    ・2010年夏季にカキ礁で採苗され、1年間カキ礁上で養生されたカキ種苗を4月中旬受入と5月下旬期受入の2期に分けた養殖試験に使用した。    ・水温上昇した夏場に成長が一時停滞,大きな問題となっていた宮城県産の種苗で発生する大量死亡(50~60%)は殆ど認められない。    ・宮城県産の種苗では,殻体成長は早いわりに、産卵後の夏場以降の回復と身入りが遅い傾向があり,地域によっては需要が見込まれる年末期     の販売には身入りが間に合わず出荷時期が翌年の春までずれ込む事が報告されている。今回の試験地域では、夏場の殻体成長は遅く小粒なが     らも高い生残率と産卵後の夏場以降の回復と身入りが早いことが報告されている。    ・今後,秋~春の出荷時期に再度宮城県産の種苗と成長度(個数/㎏),生残率(個数/付着板),身入り度(肉重量/総重量)等を比較する。    ・さらに今年採苗した種苗を秋以降に養殖試験に使用し,成長度,生残率,身入り度等を比較する。 【成果の活用】  1.養殖用カキ種苗の安定的で多様な入手に役立ちます。  2.今まで大きな問題となっていた養殖カキの夏場に生じる大量死亡、販売早期の身入り不足を解消するなどの対策として有効な技術である可能性  3.今後,カキ礁での採苗技術およびそれらを用いた養殖試験を継続していくことにより,カキ養殖で生じる問題を解決し,様々な養殖形態に対応      小粒ではあるが夏場の斃死が少なく、早期の身入りが期待出来るなど既存のマガキ養殖とは異なる、新たな市場を形成する可能性がある カキ礁にて天然採苗を実施(ホタテ貝殻・樹脂製付着板=脱塊の省力化目的) カキ礁にて天然採苗を実施(種苗コスト削減が目的) ※ カキ礁の特性:①海底から約20㎝まではフジツボの付着が見られない(懸濁質の粒度が関与) ※ カキ礁の特性:②海底から20㎝まではカキ類(マガキ・シカメ)のみが着底付着 カキ礁以外で漁場では「天然マガキ種苗」の養生時に、度々フジツボの大量付着が起きる ◎失敗からの見出し ※ マガキのコレクターとしてホタテ貝殻連をシーズンはずれに入手した処、貝殻表面が粉を吹いた状態の貝殻が納品、漁場で天然採苗後、   回収した連を裸吊りで中間育成した際に、付着した種苗の剥離落下が多発(付着強度が低くなっている為か?) ➡ 急遽リカバリーの為に  剥離落下する種苗の回収を目的とし、付着貝殻を防汚ネットに入れて育成 ➡ 連の付着稚貝(裸吊り)の中間育成と同様に篭底面から回収  した剥離落下稚貝を「シングルシード用の防汚網篭で育成」 ➡ 結果は既存のシングルシード種苗と同様に成長   塩酸処理後に1年放置 天然採苗 回収後の仮吊 剥離脱落した付着板 低比重対応沈下式フラプシー 脱落稚貝を網篭で回収 キャップ形状を形成 疑似シングルシード育成 早期に脱落回収した稚貝の形状は通常(人工採苗)のシングルシードと大差ない 貝殻に残った稚貝は丸篭育成へ 〇天然種苗を「安価」に「疑似シングルシード化」 ※ 天然採苗で疑似シングルシードを安価に得る方向へと発想を転換、ホタテ貝殻を人為的に劣化(塩酸処理後に野外放置して表面劣化)した天然採苗器として使用 ➡ 想定通りに付着した稚貝は成長すると自重で貝殻表面から篭底面へ自然に剥離落下(収容器の底面へ付着するので防汚加工は必須)➡ 近年開発導入が始まった樹脂製付着板より種苗の「付着率」は高く、「専用の剥離機器による剥離」作業および「付着板の再生作業」も不要で、「稚貝育成作業の省力化」と「種苗単価の低減」には有効 工事中 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。

  • 養殖技術 | 株式会社 西海養殖技研

    Pause 養 殖 技 術 「養殖産業の課題」 ①計画生産(生産実態の把握:粗放的養殖➡集約的養殖:生産量および品質のコントロールと表示基準の確立) ②技術開発(貝:選抜育種による優良品種作出・専用収容器および付着物対策と省力化) ③経費圧縮(種苗単価の低減:生産性向上:選抜付着と付着物防御効果を活用) ④市場開拓(新商品開発と国際流通を見据えた品質の国際規格化) 流通的見地から養殖業に求める供給体制 「産地の生産者と連携した、新しいサプライチェーン構築」 実証事業例の紹介 「先端農商工連携実用化研究事業」 課題名-「シングルシードカキ養殖法・流通の高度化によるかきオールジャパンブランドの確立」 経済産業省 中国経産局 2012 (株)西海養殖技研、 広島県、ヤンマー(株)、かなわ水産(株)でコンソーシアム 〇 生産性向上 (Productivity improvement)  養殖生産において、生産性向上の必須要件となるのは、生産物のサイズ規格の標準化技術である。種苗段階から「形状選別機」でサイズ分けし、サイズ毎に「選別育成」する事で、生産規格の平均化を実現し、出荷時に「サイズ別」で「重量選別」する事で剥身せずに生きたままの状態で「身入り選別」が可能となり、規格外の不良品は生きたまま「再生産」に廻す事が可能になるので、最終的な出荷効率が高くなり、高い養殖生産性の向上が実現する。 シングルシード 量産システム(形状・重量・グレーディングによる生物生産手法) 形状選別(形・サイズ) 形状・分級機 サイズ選別(大中小) サイズ別に育成 重量選別 重量・分級機 同一サイズなので殻付きのまま身入り度を判別可能 エラー品を再生産する事が可能で高い生産効率向上に寄与する ※ 殻付き牡蠣(生貝)の生産において、従来困難であった品質(身入りの精度)確認を剥身せずに達成可能となった 「数量」「質」共に不明な(粗放的)カルチベーション+裸吊り ホタテ貝殻に付着した「連」の状態で竹(コンポーズ)筏から垂下する養殖方法。 人工採苗による種苗生産 竹筏から連で垂下 ホタテ付着板で連組 貝殻に付着したまま成長 養生 機械による脱塊 厚種 密植状態 手作業による脱塊 ※ 問題点: ・「量」養殖実数の把握が困難( 養殖初期段階の食害 ・ 波浪時の脱落 )➡ 計画生産が困難 ・「質」付着状況に起因する外観および肉質の統一性が低い ・「手間」ホタテ板からの脱塊作業に手間がかかる ※ 出荷時まで養殖実態の把握が困難で計画生産性が低い 「数量」「質」共に明確な(集約的)シングルシード+防汚篭育成 一粒ごとにセパレートした種苗段階から、収容器に入れ、垂下する養殖方法。 FLUPCY 育成 殻体成長を優先 左殻は下 右殻は上 カラム内で高密度飼育 セパレート養殖 形状の平均化 篭養殖でリンペン成長 高密度でも集塊しない 形状選別後定数化 初期のキャップ形状形成 上下の整合性で固着無し 供擦りを必要としない ※ 問題点: ・牡蠣類は収容器の中で貝同士の付着により「集塊」を形成するので、物理的な成長阻害を起し易い ・種苗単価が高価な為、生産歩留まり次第では養殖初期段階から採算割れを起し易い ・収容器が必要な為、余分な資材償却経費が掛かる。 〇国際流通規格 (International Distribution Standards) 「国際流通に適した規格表示可能なマガキ」 ・急速冷凍:IQF( Individual Quick Frozen )ラインの構築 従来の緩慢冷凍 (Giftbook Quick Freezing) に比べ、食品細胞の破壊を抑制、鮮度維持に有利 ・異物混入検査(Contamination inspection )の前処理システム構築 ※ 生産ライン上の異なるメーカーの検査機器の処理スピードの同調(シンクロ)と搬送システムの構築が重要 搬入システム クリーンルーム化 IQFトンネルフリーザー 投入風景 異物検査装置 フリーザー制御盤 異物検査制御盤 セパレーター シンクロ装置 搬送機 重量選別機メーカー IQF重量選別機(供給装置付)150個/min×2乗 18,000個/h 選別(5ランク+規格外)DSG5500W-5R-P400-4K3-YAF07-HP 工事中 〇 新商品開発 (New Product Development) 「一口岩牡蠣・夏牡蠣」(従来品と競合しない新商品を安価に生産供給し市場を拡大) ・岩牡蠣の既成概念からの脱却➡小型=養殖期間の短縮=生産性向上➡真牡蠣と同価格帯で市場参入 ・既存の岩牡蠣(大型)との競合回避➡春で終了の真牡蠣の延長商品➡夏牡蠣食市場を新規形成 ・シングルシードにより計画生産及び安定供給形態を構築➡商品流通の「量」が確立 ・独自のグレーディング・キャップ形状により、均一性の高い養殖を実現➡商品流通の「質」が確立 (天然採苗による安価な自家生産のシングルシード種苗と養殖初期からのグレーディング) ・カキ礁➡劣化ホタテ貝殻で天然採苗➡防汚篭内で自ら剥離(省力化)➡疑似シングルシード ・食害防止網篭育成➡大小選別(機械篩)➡計画生産を実現 ・生産物の現状把握=準工業製品的な計画生産性➡「量と質」の明確化➡計画流通の実現 ・国際流通には価値観共有の為の明確なグレーディング規格構築が必須要件 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。

  • 防汚塗料 | 株式会社 西海養殖技研

    Pause 防 汚 塗 料 「 環境に優しい次世代型海棲生物付着防止塗料 」 セイフティプロ シリーズ ・生物生産における忌避剤を使用しない防汚技術です。 ・海洋環境保全するメリットがあります。 ・製造直販することで高いコストパフォーマンスを有してます。 ※水産業に導入可能な低価格を実現する為にユーザー様への「直販」システムを基本としています。 Standard type 対象:網篭 ロープ 名称:セイフティプロ 網篭 型式: TCーDーMー15 TCーDーMー 3 施工:浸漬(デッピング) 仕様:一液タイプ 価格: 15㎏缶 オープン(要問合せ)   3㎏缶 オープン(要問合せ) 対象:樹脂製コンテナ 名称:セイフティプロ 箱物 上塗 型式: TCーDーBー15  TCーBーMー 3 施工: 吹付(スプレー) 浸漬 仕様:二液タイプ (上塗剤) 価格: 15㎏缶 オープン(要問合せ)   3㎏缶 オープン(要問合せ) 対象:樹脂製コンテナ 名称:セイフティプロ 箱物 下塗 型式: U CーDーBー15  UCーBーMー 3 施工: 吹付(スプレー) 浸漬 仕様:二液タイプ (下塗剤) 価格: 15㎏缶 オープン(要問合せ)   3㎏缶 オープン(要問合せ) 〇高性能 対象:網篭 ロープ 名称:セイフティプロ S 網篭 型式: TCーDーMー15 S   TCーDーMー 3 S 施工:浸漬(デッピング) 仕様:一液タイプ 価格: 15㎏缶 オープン(要問合せ)   3㎏缶 オープン(要問合せ) 対象:樹脂製コンテナ 名称:セイフティプロ F 箱物 上塗 型式: TCーDーBー15 F   TCーBーMー 3 F 施工: 浸漬・刷毛・ローラー 仕様:二液タイプ (上塗剤) 価格: 15㎏缶 オープン(要問合せ)   3㎏缶 オープン(要問合せ) 対象:樹脂製コンテナ 名称:セイフティロ F 箱物 下塗 型式: UCーDーBー15 F UCーDーBー 3 F 施工:浸漬・刷毛・ローラー 仕様:二液タイプ (下塗剤) 価格: 15㎏缶 オープン(要問合せ)        3㎏缶 オープン(要問合せ) Premium 対象:長期防汚対象 名称:セイフティプロ HB 箱物 上塗 型式: TCーBーTー15HB   TCーBーTー 3HB 施工: 浸漬・刷毛・ローラー 仕様:二液タイプ (上塗剤) 価格: 15㎏缶 オープン(要問合せ)   3㎏缶 オープン(要問合せ) 対象:長期防汚対象 名称:セイフティプロ HB 箱物 下塗 型式: U CーBーTー15HB UCーBーTー 3HB 施工: 浸漬・刷毛・ローラー 仕様:二液タイプ (下塗剤) 価格: 15㎏缶 オープン(要問合せ)   3㎏缶 オープン(要問合せ) 対象:全商品希釈用 名称:セイフティプロ シンナー 型式: Ⅾ ー SSー16  Ⅾ ー SSー 3 施工: 希釈 仕様:希釈 価格: 16L缶 オープン(要問合せ)   4L缶 オープン(要問合せ) 【製品・技術の強み】 ○従来技術 →忌避物質(重金属などの毒素)を使用した化学的 な付着阻害が基本メカニズムでしたが、この様な「溶       出型塗料」は海洋水や海底底質の汚染を招き易く、これから水産物国際流通時代を迎え、輸出要件とな       る国際認証取得などの面で、海底への残留などが問題化、不利となる事が予想され、世界中で環境に易       しい次世代型防汚塗料開発が望まれています。 ○新規技術 →シリコンのはっ水性を活用した物理的 な付着阻害技術で、海水への溶出や海底への沈殿が殆ど無い為、       環境に優しい非溶出型塗料に近く、今後、生産物流通の上での国際認証取得などの面で有利となりま       す。「物性」のみを活用した「非溶出+ファウルリリースタイプ」の事前防御技術は、漁場海底環境の       自浄能力に優しく、経済的にも除去残滓などの二次廃棄物処理を生じ難い「廃棄物減量技術」につなが       ります。網篭などの収容器の様な資機材への直接的な防汚効果ばかりでは無く、収容器内の養殖生産物       に、フジツボ等の選択性(付着流速環境など)を持った付着生物付着を高い確率で阻害する事が初めて       可能となりました。 この技術は大幅な生産管理実務作業の省力化と漁場環境の保全につながり、省エネやひいてはCO2削減に寄与する可能性を秘めています。

  • 波浪対策 | 株式会社 西海養殖技研

    Pause 波 浪 対 策 東日本大震災復旧に関する事例紹介 基 本 概 念 1.「波浪に逆らわず、波浪を受流す」フレキシブルな養殖 施設の構造を策定 ※波浪に「対抗」する為に高い安全マージンを施設に設定する事は無意味=想定を超えると崩壊 ※目的は施設の損壊防止ではなく、生産物の散逸や損壊を防止する事が重要 2.「浮体構造物の簡素化」 垂下物重量を軽減する事で波浪による影響を受け難い施設を敷設 ※高浮力は太いロープが必要、浮体施設全てが重厚長大化し、波浪時の抵抗増大➡施設費が高額化 ※生産物の垂下重量や付着物による水中抵抗の軽減を図り、細いセクションでの耐候性を確保 3.被害の早期リカバリー最優先「散逸防止」➡ 「収容器」・ 「早期復旧」➡「 ブロック構造」を採用 ※裸吊りから収容器飼育へ ※養殖設備をブロック化して被害時の損壊拡大を防止、損壊修復時に同一規格資材の使用は優位 波浪被害と復旧を経験してきた漁業者としてのアドバイス 〇台風銀座の九州で鍛えられた真珠養殖施設の「策定」「保全」の知恵(後発の真珠業者として新規漁場開拓にチャレンジ➡従来の真珠漁場とは程遠い外洋性漁場しか残されて無かった➡ロープ・フロートなどの資材・施設構造・敷設手法などの独自開発により設備の耐候対策は完成➡養殖設備が波浪に耐えても、垂下した生産物が影響を受けては無意味➡自然の猛威に逆らう事の無意味さ痛感➡永続的な養殖と言う経済行為の成立が最前提➡養殖設備のコストには限界がある➡近年の世界規模の気候変動において、従来漁場は通年漁場と言う概念は成立し難い時代➡自然に逆らわずアドバンテージのある時期のみ有効に利用➡異なる漁場への越夏・越冬の様な移動を含めた分業体制を構築➡副産物として漁場環境差による成長促進➡餌料環境差による殻体成長促進と肉質肥満を人為的に操作➡同一漁場環境より優位性を得る) 趣旨:東日本大震災の三陸・常磐沿岸の漁港施設、漁船、定置網や養殖施設等の 復旧に際し、調査結果の解析および、漁場保全対策や増養殖業の振興等を目的として、貝類生産に係る最新技術についての情報提供と活用についての意見交換。 「水産業復興・再生のための調査研究開発推進本部の現地対策推進本部第8回検討会」 テーマ「貝類の種苗生産・養殖技術の最新情報」 平成25年1月31日 主催:東北区水産研究所(塩釜庁舎) 工事中 趣旨:今後の津波による養殖施設への被害防止や軽減に向け、新たな養殖施設の導入等に関する情報提供と意見交換 。 新養殖施設の開発に関する講演および検討会 テーマ「新養殖施設の開発について」 平成25年2月1日 主催:宮城県農林水産部(宮城県自治会館) 工事中

  • 事業実績 | 株式会社 西海養殖技研

    Pause 事 業 実 績 「防汚技術を採用した環境保全型養殖」 国 内 事 例 〇シングルシードマガキ養殖実証事業 「先端農商工連携実用化研究事業」 経産省 中国経産局 - 2012 課題名-「シングルシードカキ養殖法・流通の高度化によるかきオールジャパンブランドの確立」  (広島県・ヤンマー株式会社・かなわ水産株式会社とコンソーシアム)  「東日本震災復興支援」   岩手県(大船渡・三陸山田) 宮城県(仙台・気仙沼) 2012 ~ 課題名-「マガキシングルシード種苗中間育成」「新養殖施設の開発」 「環境保全型マガキ養殖試験」   宮崎(JF青島・内海・フィッシャーマンズ) 2016 ~ 課題名-「カキ類養殖適否試験」 閉鎖浅海地区 〇タイラギ養殖研究に採用  「環境保全型タイラギ種苗中間育成」  長崎(全国水産技術者協会・西海区水研) 2016 ~   課題名-「タイラギ種苗中間育成業務」委託事業 「環境保全型タイラギ養殖試験」 兵庫(高砂市役所・JF高砂・伊保漁協水産研究会) 2016 ~ 課題名-「タイラギ養殖適否試験試験」 浅海地区 〇外来付着生物防御対策に採用 「ヨーロッパザラボヤ対策事業」  北海道(函館・宗谷・室蘭・二海郡) 青森(拓新設計) 2014 ~ 課題名-「養殖篭」・「天然採苗器」への付着物対策 〇養殖浮体構造物への付着物防御に採用  「養殖施設の付着物防御対策」   2013 ~ 課題名-「 二枚貝中間育成装置へ の付着物防御」 ヤンマー造船 (株)岩手・広島・福岡・熊本・大分 課題名-「養殖筏の付着物防御対策」 水研機構 2010~ 「移動生簀」水工研 2011 〇養殖収容器の付着物対策に採用  課題名-「収容器への付着物対策」 水研機構 京大大学院 ヤンマー(株) 福岡県・熊本県 海 外 事 例 〇「物理的海棲生物付着防止塗料を活用した環境保全型養殖技術」の海外展開 「バーレーン王国の資源調査」FS事業に採用 「第1回 Bahrain 天然真珠 資源調査」   一般財団法人 日本国際協力センター (JICE)   2013  課題-名「Bahrain天然真珠産業再生プロジェクト」 Bahrain Mumtalakat Holding Company B.S.C. 「東アジアビジネス展開支援事業(実証事業)」  長崎県産業労働部 2015         THE DEVELOPMENT AQUACULTURE OF THE SOUTHEAST ASIAN FISHERIES DEVELOPMENT CENTER  課題名-「ミミガイへの穿孔性多毛類侵入防御対策」 フィリピン ( 東アジア漁業開発センター)  課題名-「クエ養殖池の鉛直攪拌装置へのフジツボ防御対策」   台湾 「力佳綠能生技有限公司」 「調査研究委託事業」 「第1回 U.A.E 養殖真珠技術調査」 アラブ首長国連邦 Ras AlKhaimah RAK PEARLS  2013  課題名-「Ras Al Khaimah,U.A.Eに於ける真珠養殖実態と養殖技術の調査」 「第1回 ミャンマー南部 漁業実態調査」YMF  課題名-「ミャンマーに於ける漁獲漁業と養殖漁業の実態調査」2013 「実証試験補助役務」  課題名-「実証試験フィールドの提供および保守作業補助業務」 海外大手バイオサイドメーカー 「防汚効果の持続性に関する実証試験」  課題名-「経過観察記録および周辺環境データの収集」 国内大手施工管理会社・国内塗料メーカー

  • 業務概要 | 株式会社 西海養殖技研

    Pause 業 務 概 要 「研 究 開 発 」 1.「技術開発」(効率化・省力化) 「養殖実務」における効率化・省力化を目的とする「自動機器の導入」を、ユーザーの見地から、フィールド(自社実験場)テスターとして、実施検証して、実戦的な「使用ノウハウ」を構築しています。 種苗生産(高密度飼育) 付着対策(吹付防汚施工) 中間育成(セパレート育成) 再生省力(潜砂基質自動洗浄) 選別省力(4G形状選別機) 品質管理(5G重量選別機) 2.「品種改良」(主に食用二枚貝) 40年にわたるアコヤ真珠養殖の経験から、各種貝の品種改良における「育種評価法」を独自に構築(先天的な育種要因と後天的な外部要因をスクリーニング)、採苗業者へ「養殖結果」情報(養殖業者の目的とする品種改良精度が向上しているか)をフィードバックする体制を構築、永続的で実戦的な品種改良手法を構築している。 母貝選別(有用形質) 品質判定(身入度) マガキ(系統管理) シングルシード イワガキ:深いカップの同一形状化⇒規格化 人工採苗(継代育種) ホンミル(形状統一化) イワガキ(選抜育種) マガキ(地場産系統による人工採苗) 3.「分析評価」(事業効率) ICTで構築取得したデータ情報を「水揚げ高向上」に繋がる「有用データ情報」とすべく評価分析。 生産性に直結する有用情報網(Society5.0段階に活用可能な)を整備し、水産物生産に準工業製品的な計画生産性を実現しPDCAによる改善情報としています。 実証見学会 フィールドデータ収集 製品分類(品質評価) 外部評価(モニター調査) 評価判定(O K R) 事業評価(生産性分析) 4.「付着試験」 (試験管理・試験フィールド提供) 防汚塗料・バイオサイト(国内・海外)メーカーの実証試験を受託、フィールドテスター(付着生物の変換や水質などの周辺情報を提供)として、台風・盗難など15年間無事故の実績から、特にロングラン試験など、精度の高い実証データ収集ノウハウを構築している。 施設提供(試験ラフト) 試験管理(フィールド保全) 現場サポート(作業補助) 経過観察(漁網試験) 「販 売 事 業 」 1.「防汚塗料」  二枚貝養殖の種苗生産における種苗貝への付着物防御を目的にスタート  従来の海棲生物付着の事前防御技術は、主に忌避剤(重金属)を使用した化学的な付着阻害で、水質・底質汚染を招きやすいことが問題でした。本製品はシリコンの撥水性に着目・活用し、溶出や沈殿がほとんどない、物理的な付着防止を利用した環境負荷のすくない、安心・安全な技術です。 従来の忌避剤タイプの付着阻害剤は、薬剤が消耗すると海棲生物が付着しはじめますが、本製品を使用すると、塗布面の撥水性により生物の付着強度が低下する為、海棲生物は塗布面への付着と自重による剥離・落下を繰り返し、長期防汚効果が期待できます。 物理的海棲生物防汚塗料 セイフティプロシリーズ 網篭(通常版) 箱物(通常版)上塗 水槽 HB (高性能) 上塗 箱物(通常版)下塗 水槽 HB (高性能) 下塗 網篭 S(高性能) 箱物 F(高性能)上塗 希釈用専用シンナー 箱物 F(高性能)下塗 2.「防汚資材」 洋上での垂下養殖における「養殖実務」において、不可避なフジツボや藻類などの付着物対策として、攻めの養殖につながる「事前の付着防御」を目的とした防汚資材 を独自に開発販売している。 ※現在、発注困難なワンオフ防汚資材の少量生産も受託している。(実績多数: 守秘義務契約可能 ) 養殖資材への防汚施工 各種ワンオフ資材の製造販売 収穫篭 (タイラギ) BST バスケット(カキ) ヤサイ篭(アサリ) 蛙又連段篭(ホタテ・マガキ) 沖出し篭(トリガイ) 高耐久亜鉛メッキ鋼管筏 食害防止ネット(タイラギ) 波浪対策 涙滴型 フロート筏 塗料試験板設置枠 SEAPA バスケット(カキ) コンテナ (トリガイ) ラッセル連段篭(ホタテ・マガキ) 沖出し篭(アカガイ) 防汚フロートカバー 食害防止ネット (アサリ) 波浪対策 半水没 水中筏 耐塩メッキ鋼管 仮設 試験筏 育成コンテナ(ユウレイホヤ) 垂下コンテナ(タイラギ) 育成コンテナ(タイラギ) 3段 ポケット篭 (タイラギ) 沖出し台形篭(アコヤ) メッシュフロートカバー 樹脂被膜鋼管筏(タイラギ) シングルシード専用フロート筏(マガキ) 高耐久コンポーズ筏(タイラギ) 3.「優良種苗」 大型を10月導入 ・高水温(6~8月)・台風( 7~10月)時期を回避) 高額なシングルシード種苗導入リスクを回避する為に、独自に中間育成業者(斃死リスクの低い地域で)を育成し、分業制を構築し、実績を上げている。優良種苗とは死なない事が最優先。近年は春先の採苗が不調で納品時期が遅くなる傾向があり、養殖業者としては、納品時期が遅く種苗が小さい貝は導入し難い。 中間育成済み大型種苗・主に食用二枚貝 マガキ アカガイ タイラギ タイラギ マガキ選抜種 アサリ セトガイ イワガキ ヒオウギ トリガイ 「役 務 委 託」 1.観測調査(業務委託) 水温・比重・Do・餌料・調査 テレメータ 整備管理 プランクトン採取 データ回収・機器メンテ 定量化・検鏡・撮影 成長データ計測記録 分類・同定・補助 漁場調査用 ROV (最大潜水深度30m) 試験観察用 ROV (最大潜水深度15m) 浅海漁場 詳細調査 (写真) アカガイ食害防止ネット観察(写真) 天然真珠漁場 広範囲調査(4K動画) アカガイ沖出篭通水確認広域(4K動画) 2.中間育成(業務委託) 分殖・越夏越冬の漁場移動・梅雨時期の低比重対策の深吊 高水温対策 深吊(タイラギ) 低比重対策 移動(タイラギ) マガキシングル種苗分殖(入数調整) 身入対策 浅吊(マガキ) 抑制 篭替移動(アコヤガイ) シングルマガキ機械分級(形状選別) 低比重対策 深吊(アカガイ) 低比重対策 移動(カキ) マガキシングル(垂下指導) 3.資材防汚(業務委託) 防汚対象資材へ施工・施設・収容器など 高密度育成装置 (カキ) 鉛直攪拌器(タマカイ) 試験資材(コンテナ) 食害防止ネット(ナルトビエイ) PEロープ(養殖筏幹綱・描索) 稚魚生簀(タマカイ) フロートカバー(KP浮体) △提灯篭(カキ) 試験コンテナ(ユウレイホヤ)  4.資材再生(業務委託) 養殖資材のメンテナンスおよび再生 潜砂性二枚貝(アカガイ・トリガイ・タイラギ・ミルガイ)アンスラサイト基質の洗浄再生作業の自動化 工事中 Manufacture and sale of aquaculture materials If you would like to know more about our business, please visit our old website. Detailed information (old website) We sell aquaculture materials such as the underwater antifouling paint "Safety Series" developed by our company and aquaculture cages. We also develop aquaculture materials that meet customer needs.

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  • 環境保全 | 株式会社 西海養殖技研

    Pause 環 境 保 全 養殖漁場の海底環境保全 「付着物防御」 海底の自浄能力を超えない付着物沈降 従来の海棲生物付着(藻類・イガイ・フジツボ・ザラボヤなど)の事前防御技術は、主に忌避剤(重金属)を使用した化学的な付着阻害で、水質・底質汚染を招きやすいことが問題でした。本製品はシリコンの撥水性に着目・活用 し、溶出や沈殿がほとんどない、物理的な付着防 止効果 を 利用した 環境負荷のすくない、安心・安全な技術です。 (次世代型の付着物防御概念=ファウルリリース) 従来の忌避剤タイプの付着阻害剤は、薬剤が消耗すると海棲生物が付着しはじめますが、 本製品を使用すると、塗布面の撥水性により生物の付着強度が低下 する為、海棲生物は塗布 面への付着と自重による剥離・落下を繰り返し 、 長期防汚効果が期待 できます。養 殖漁場では、付着物が一度にかつ大量に落下沈殿する場面 ※ が度々あります。 その際、急激な有機物負荷が局所的にかかるため、自浄能力を超過して漁場環境の悪化につ ながるといわれています。本製品を使用すると、自浄能力を超えない程度で連続的におだやかな付着生物の沈降を 促進し、良好な漁場環境を維持 する仕組みになっています。 ※特に夏場の高水温(28℃~)による付着生物(イガイ)の大量斃死や、付着物の物理的除去による付着物の落下・沈殿など ※ 養殖実務において洋上浮体構造物への付着物除去は必須要件 未処理筏 未処理筏 藻類付着 フジツボ固着 「付着物対策」 ➡ 「除去作業省力化」と「攻めの環境保全」 「海洋生物の付着防止器具」 〇「防汚フロートカバー」 防汚塗装と同様の付着防止効果(環境負荷を掛けない長期間の付着物防御と洋上での簡易脱着が可能) 防汚フロートカバー 設置筏 防汚フロートカバー 設置筏 藻類付着 成長と共に剥離 付着と剥離を繰返す ※ 長崎県「新事業分野の開拓を図るものについての認定」(地方自治法施工規則第12条の3の2の第1項の規則に基づく認定)-2011 〇「防汚養殖ネット 」 潜砂基質を必要としない養殖器 (垂下システム重量軽減と収容力増加 垂下養殖・増殖礁ネット) 垂下養殖用ネット 60日経過 増殖礁用ネット 増殖用母貝ネット 【知財情況】   「海洋生物の付着防御用器具」特許第5521154号 国立研究開発法人 水産総合研究センター  ※「特許実施許諾契約」を締結し商品化 販売中 2012~ 「タイラギを垂下養殖するための養殖用器具」 〇「防汚オレンジ篭」 タイラギの垂下養殖システム(底面付着器+防汚食害防止ネット)タイラギ中間育成用 未防汚処理 60日 水洗処理 フジツボ固着 防汚処理 60日 水洗処理 フジツボ痕無 【知財情況】   「タイラギを垂下養殖するための養殖用器具」特許第5288546号 国立研究開発法人 水産総合研究センター  ※「特許実施許諾契約」を締結し商品化 販売中 2012~ 産業廃棄物減量技術 「貝殻重量減量」 ※ 目的-可食部分の占有比率を確保し、不要な貝殻重量を軽減する技術 自然界で貝殻が厚くなる原因 ・ポリキータ(穿孔性多毛類)の貝殻への侵入による防御反応 マガキシングルシードへのポリキータ侵入例 マガキシングル侵入痕 真珠質包埋による治癒痕 穿孔し侵入直後 ポリキータ成体 通常、ポリキータ浮遊幼生の着底穿孔は、外殻外側の稜柱層が防御しているが、稜柱層が物理的に摩耗剥離していると穿孔侵入が容易になり、貝殻を通過して内部組織に直接影響を及ぼす。穿孔性の生物に対しては外套膜から直接真珠質を分泌し、侵入痕を巻き込んで防御がおこなわれる。特に直接貝殻と接している閉殻筋部位は、貝殻との間に外套膜が無い為に穿孔に弱い。ポリキータ侵入時期に、水温・餌料環境が良好な時期は肉質充実より先に貝殻が厚くなる傾向が強い事が確認されている。 ・貝殻接合部位の損傷破損部からの殻体内部へのヘドロ流入沈殿による治癒痕 くい打ち式の干出漁場において、台風の後、底質がヘドロ状の場合多く見られるブリスター症状 ポリキータ侵入とは異なり、硬質コンテナ飼育は台風被害により 貝殻接合部位の損傷破損部から、 貝殻と外套膜の間の 殻体内部へ、 短期的に懸濁した底質成分が大量侵入し、殻底部に堆積し、大きな治癒痕が形成される事が多く、形成される治癒痕は薄く、割れると外部の有機質を含んでいる事が多い為か異臭を放つ場合が多く、生食用の殻付き牡蠣としての販売は困難となる ポリキータ駆除の「有」vs「無 」の貝殻断面「殻厚」の比較 駆除(淡水+濃塩水処理:浸透圧差で駆除)貝 全重:60g・殻:35g・肉:20g ・水5g・ 殻厚3㎜  ポリキータ(穿孔性多毛類)侵入痕のある貝 全重:100g・殻:65g・肉:20g ・水15g・ 殻厚10㎜ 極端に貝殻が薄い原因は、外観が同一サイズに至るまでの育成期間が約半分で、当然、貝殻の積層も薄くなる。加えて、シリコン系塗料で防汚処理、収容網篭の網目を細くする事で篭内におけるフジツボ幼生の好適付着流速をコントロールし、貝殻表面への着底付着を阻害、穿孔性多毛類(ポリキータ)も収容器ごと浸透圧差による駆除が可能となり、貝殻が薄くなったと推察される。 収容器を揺らす事で内部の貝同士を擦り合わせて付着物を防御する事の弊害 カキは左殻側で基質に付着する為、外部表面となる右殻表面の稜柱層には付着物に対する防御効果を有している。篭の中で貝を揺らす事で表面に付着した付着物を除去する場合、荒天により過剰な擦り合わせで稜柱層を剥離すると、穿孔性の生物が侵入し易くなり、養殖環境によっては侵入生物による弊害が高い確率で発生する。 〇「物理的な殻体の成長を抑制する方式」 揺れる収容内での供擦り効果による殻体外部の付着物抑制+深いカップの外観形成+身入りの充実 ※ 収容器内の付着物防御対策と自然界における成長時期の殻体形成阻害を混在 〇「自然界同様に殻体の成長を優先する方式」 育成初期のFLUPSY導入によりリンペン成長を抑制➡沖出し収容器内におけるフジツボキプリス幼生(付着環境に選択性の有る)の好適付着流速のコントロールし、貝殻表面への着底付着を阻害(収容網篭の網目を細くする事で通水阻害しない様にシリコン系塗料で防汚処理)+自然界同様に成長度の高い中間育生期のリンペンを伸し、後の殻体成長促進に繋げる(環境差による成長促進)➡餌料環境の格差操作による可食部分の肥育 ※ 収容器内の付着物防御を別に構築、自然界における成長時期の殻体形成を優先 (シングルシード種苗+防汚篭育成+ポリキータの淡水駆除) 貝殻重量の全重比率(%)の比較 「駆除無し区」 養殖期間12 ヵ月(早期 採苗 4 /15 ➡ 翌年4/15剥身) 全重量(126g) 貝殻重量(66g)52% 可食部分(25g)身入度20% 「浸透圧駆除区」 養殖期間10ヵ月(通常採苗6/15 ➡ 4/15剥身) 全重量(99g) 貝殻重量(46g)46% 可食部重量(31g)身入度30% 従来のカルチ採苗天然マガキ養殖において、目標となる20g前後の可食部分を得る為の貝殻を含めた全重量は約100g前後であった。シングルシード人工採苗貝の養殖において、防汚篭育成と虫駆除を組み合わせると、貝殻を含めた 全重量は約6 0g前後で、20gの可食部分を得る事が可能となった。貝の全重量は40%以上軽く、軽減重量の殆どが貝殻重量である事が判る。 薬剤を使用しない、濃塩水と淡水の浸透圧差のみを利用した「環境保全型」の駆除技術 対処法 種苗段階 マガキ カルチ採苗器 淡水処理(淡水全換水orかけ流し 1時間)500L 30連×10本 養殖段階 淡水 ➡ 濃塩水 ➡ 淡水 浸漬、より大きな浸透圧差を作り出し、短時間で駆除効果を高める 環境保全型養殖技術の講演資料 「物理的海棲生物付着防止塗料を活用した環境保全型養殖技術の展開」 養殖水産物国際流通化時代へ対応技術 平成28年1月26日 「環境イノベーションフォーラム in 鹿児島」 主催: 九州経済産業局

  • 安全性 | 株式会社 西海養殖技研

    安 全 性 防汚剤の「成分」別種類 付着防止剤の「メカニズム」種類 付着防止剤の「メカニズム」比較 「溶出型」化学的生物忌避剤依存 「非溶出型」物理的付着強度軽減 シリコーン樹脂の海棲生物に対する影響 初期生活段階毒性試験 試験区 4分割期 対照区 4分割期 試験方法 使用するシリコーン樹脂の生物に対する影響を確認する為に、アコヤ貝(受精卵、浮遊幼生、付着稚貝、成貝)、アコヤ貝の初期餌料となる浮遊珪藻を対象として様々な試験を実施。全ての試験で、生物に何ら影響を及ぼさない事を確認。 試験結果 シリコーン樹脂を1,000mg/L 濃度で飼育海水に添加、卵割異常は見られない。 試験地 田崎真珠株式会社 養殖本部 あこや研究開発課 急性毒性試験 試験方法 5L水槽中で、アサリ、ヒメダカを飼育し、シリコーン樹脂原体を添加し、試験実施 試験結果 アサリ  :49時間および96時間LC50値は共に1,000mg/L以上であった。  ヒメダカ :49時間および96時間LC50値は共に1,000mg/L以上であった。 試験地 (財)日本冷凍食品検査協会 1)魚類急性毒性試験とは、当該物質の魚類への短期的影響から、生態系への安全性を見ようとするOECDが定めた国際的な試験。 2)LC50値の数値が高いほど,環境安全性高い。 ※一般に100mg/L 以上であれば毒性はないとみなされ、数値が大きいほど安全性が高くなります。 畜毒試験 マダイ 試験方法 シリコン系防汚塗料を塗装した陸上水槽 でマダイを3ヶ月間飼育、マダイ全体をす り潰して、シリコーン濃度を測定。 試験地 国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産大学校 ハマチ 試験方法 シリコン系防汚染料で網染めした海上生 簀でハマチを6ヶ月間飼育し、筋内部、 肝部のシリコーン樹脂濃度を測定。 試験地 鹿児島県垂水・三重県尾鷲市 海水溶出試験 試験方法 シリコーン樹脂を塗布した陸上水槽に海水注水、3日後に採水。 試験結果 原子吸光光度法にて海 水中のシリコ-ン濃度を計測 したが、検出さ れなかった。 試験地 国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産大学校

  • 母貝育成 | 株式会社 西海養殖技研

    母 貝 育 成 〇近年の夏場における種苗貝の大量斃死について ※「大量斃死」と「異常斃死」の概念は異なる   「大量斃死」は通常はなだらかに減耗するが一度に大量に減耗した数量状態   「異常斃死」は比較対象要件により以下の2点に分かれる       : 「同一貝種」 の 時系列(過去) と の比較 過去 の生残率に比べ斃死率が異常に高い       :「周辺貝種」 の 時系列(現在) での 比較 周辺 の生残率に比べ斃死率が異常に高い ※「斃死要因」は (先天的要因) と (後天的要因) で異なる (先天的要因) 近年の高水温期間の長期化に起因する 「環境対応力」 の不足 が要因 採苗要件で天然と人工で異なる   「天然貝」:「遺伝形質の変化」 (自然界における人工貝との自然交雑などで変化)  「人工貝」: 「近交弱性」 過度な選抜育種による種としての環境対応能力 「幅」 の狭小化 交配個体数の基本無視       : 「業績優先」 タンク内での淘汰選抜(受精率・分割異常・成長異常)を軽視 販売時点の貝数を優先 (後天的要因) 頻繁に斃死発生する場所:「区画漁業免許」 設定時に比べ変動している可能性が高い   「異常気象」(高水温・低水温・低比重・貧酸素:垂下層に至る高水温による貧酸素水塊形成)   「異常気象」(高水温・低水温・低比重・貧酸素:垂下層に至る高水温による貧酸素水塊形成)  「人為的な操作ミス」(密植・付着物による収容器の通水阻害・過度な洗浄作業)要:高水温に対応する作業変化 ※「採苗生産の3つの事業形態」  「種苗生産」は「養殖結果」と解離してはならない  (実際のユーザーとして40年にわたり真珠生産に使用した結果と感想)   「 一貫メーカー」 ( 種苗・養殖・加工・販売)は常に採苗に逃げ場の無い結果がフィードバックされる       ・安定した事業成立を前提とした 「計画生産」 に伴う 「系統管理」 と 「継代保存」 は必須の基本要件        ・ 事業規模が大きく成る程、事業成果に直結した採苗段階からの連携コントロールが必須      「 民間種苗販売会社」 は受注種苗を 販売した段階で事業が成立 ・販売先の養殖成果(業者責任)とは解離       ・販売する種苗に系統は存在するが、「系統管理」は採卵母貝入手先 まかせで、養殖データの連携は無       ・購入する養殖業者の自己責任で系統貝種を選定するが、自社漁場特性とのマッチングは期待出来ない   「 公共機関」 は事業計画された 配布数量達成で事業評価が成立 ・配布先の養殖成果(業者責任)とは解離       ・地元養殖業者からの採卵母貝の入手が主で、系統・継代ともに養殖データの連携は無い 〇「真珠養殖における優良母貝とは? 」 ①斃死率の低い貝  ※斃死率(生残率)については、「母貝養殖」産業段階と「真珠養殖」産業段階がある   「母貝養殖」 :母貝(重量)で事業成立 目的:「大きな貝」を如何に効率良く(斃死なく)生産するか        :功利優先で自然の生理メカニズムを軽視する傾向(採苗技術の進歩:陸上水槽内)外の育成漁場とのズレ  「真珠産業」 :真珠(重量・サイズ)で事業成立 目的:「大きな真珠」を如何に効率(斃死なく)良く生産するか        :挿核施術後の斃死率増大 高水温ばかりではない使用母貝の弱体化( 抗 ウイルス耐性を含む)        :優良母貝  母貝生産段階で淘汰選別 核入れ後に減耗しない強い体質の貝で事業スタートは必須  ※ 厚巻きを期待して挿核用母貝を選抜育種 ⇒ 珠の巻き改善ではなく生残率向上(ポリキータ穿孔治癒貝として生残)     稚貝 :温暖化に対抗する高水温耐性:近交弱性による弊害(選抜過多による生存バンドの狭小と均一化=大量斃死)     :先天的要因→人工採苗におけるの系統(交配:採苗個体数・継代:系統保存)が確立・後天的要因を排除    :早期採卵→大珠志向から大きな貝のニーズが増大→「早期採卵」傾向(冬場の採卵母貝の成熟漁場を開拓) 採苗段階の徹底した淘汰育成(裾切=成長不良)⇒ 当年物87% 越物74%の浜揚げ生残を経験 タンク内浮遊幼生時はメッシュによるフルイ淘汰が容易 VS 付着後は稚貝の剥離と手作業選別が必要でコスト高   成貝 :殻の厚い貝:ポリキータ穿孔による斃死が少ない=真珠質分泌力が高く真珠層で穿孔キズを巻き込み治癒痕 選抜育種(真珠質の厚い貝を選抜して採卵)珠の巻きを期待 ⇒ 反して珠の巻きより生残率向上に大きく寄与 穿孔性多毛類ポリキータ 穿孔穴を真珠質で補修 閉殻筋部は本来は致命傷 治癒痕 外套膜下がり(後退症)に対する生残率向上を目的とした人工採苗による「雑種強勢」 中国ハーフ :(感染症対策)⇒ 耐性は確認出来ない。単にバラツキがあるだけで全滅が無い(量産技術には不向き)  中国アコヤは南北に広い分布:何処の貝か明確ではないと水温特性は確認出来ない 中東ハーフ :(高水温対策)⇒ 水温上昇時の斃死率に大差ない、外套膜下り発症時の10月早期浜揚げでも珠艶が有利  真珠層の厚い貝殻の形質は、日本国内で垂直継代を重ねると徐々に無くなる(日本環境に順化?)純系の戻し交配が必要 ②優良真珠の出現率が高い貝   巻き :真珠質分泌量が多い:珠質=珠が厚く巻く  貝種別の評価:真珠質分泌量の数値化     :使用核サイズの統一による真珠質分泌数量の数値化(巻厚ではなく、真珠質分泌体積総量の原核体積比増重%率 ) 使用原核サイズの統一 出来た真珠の直径計測 厚巻きの真珠 原核に対する積層真珠質    ※出来た真珠の真珠質分泌量を数値化、貝種毎にグレーディング、選抜育種の資料とする。 (大サイズは巻かない✖)   色目 :唯一の遺伝形質である黄色色素の出現率が揃った貝 厚巻きは明度が低下 干渉色に必要な数値  ※ 黄色色素測定時、特定の波長の光線を照射して、強調された反射光を測定する事で、検出数値を強調し選抜 測定ウインドウ設定 曲面対応プログラム B強調光源による黄色色素 黄色色素含有度合いの数値化  ※ 細胞貝採卵時、貝殻の黄色色素含有度合いを色彩計により数値化、個別切出し法で採苗、作出した細胞貝を使用 上:白色系  下:金色系 黄色色素の少ない系統 黄色色素が多い系統 左:白色系 右:金色系 ③人為的な成長疎外を受けていない貝 (後天的要因)  育成: 適性数量 (成長を見越した1篭当りの収容入数による密植防止)         (特に殻体成長が著しい沖出し初期) 小サイズ=粗密に付着 成長に伴い密植傾向 15㎜前後でほふく移動鈍化 密植を解決する為に分殖 ※従来の沖出し状況:購入時の付着器を極小網地カゴで沖出し→頻繁な清掃:網替え・人力の採取・分殖(高水温時)    : 通水保全 (付着物による収容器内の餌料環境の悪化=高水温時の酸素欠乏 )         (摂餌時条件の良い篭内部壁へ拡散付着を防止:貝自らが通水阻害要因となる ) 台形篭 40メッシュ シェルベース(柔かい) 網篭内側壁面に拡散移動 シェルベース 沖出し 沖出し後10日    : 付着拡散 (成長に伴い殻体安定を求め、貝自らより硬い付着基盤を求め付着器上でほふく移動) 成長に伴い不安定 硬い枠金に移動 シリコン防汚加工の経済性について 稚貝育成における懸案事項 ①沖出し篭網地の目詰まり対策(頻繁な高圧洗浄や外網替えで対応) ①分殖作業の省力化(人力による分殖作業 ⇒ 貝自らの 移動拡散による作業省略 ) ②生残歩留まり向上(高水温時の疲弊した稚貝に人力による強制剥離によるストレスを与えない) ③成長の効率化(成長した貝自ら移動拡散する為、稚貝の大きさが平均化) ④稚貝本体への付着物防御(網篭内部のフジツボ幼生の付着好適流速を人為的にコントロールが可能となり、付着困難)  ※収容器の防汚だけではない、二次的な効果を考慮すると十分に費用対効果が見込めます。(篭自体の耐久性も増します。) シリコン付着防止効果の活用 効果: 種苗の成長に伴い 貝自らより硬い付着器を求め移動拡散する 「嗜好」を助長  :高水温時(衰弱) の人手による剥離採取・分殖を不要 斃死対策と繁多時の省力化   ※ 網篭の目詰まり防止(通水確保)だけでは無い ①沖出し篭網地への付着珪藻などによる目詰まり防御 = 通水確保 稚貝自体も網地内面に付着拡散すれば阻害要因 ② 稚貝の成長に伴い、より安定した付着基盤を求め、自ら付着基質上をほふく移動拡散 = 人手による採取不要 ③室内採苗器から全ての貝が育成用の分殖器へ移動、付着基盤上を成長した貝から移動(付着器を芯 ➡ 均一な摂餌環境) ④収容器内部への移動拡散が制限 分殖器を芯とした強制付着 貝自ら移動間隔を調整 移動完了した付着器を別篭に分殖 ⑤分殖時に篭内部に拡散付着した稚貝を剥離採取する必要が無い  夏場高水温時の衰弱種苗貝には致命傷となる時期がある ⑥挿核作業時期(繁忙期)と重なる稚貝育成必須の分殖作業からの解放 「分殖作業」が省略  ➡ 大幅な省力化 ◎網篭をシリコン塗料で防汚処理(網替え・洗浄・剥離採取 無し) ※採苗器を分殖器でサンドイッチしてシリコン防汚した収容器で沖出し ➡ 斃死軽減+大幅な省力化 採苗器(浮遊幼生の着底用付着器)➡ 敢えて柔らかく不安定な素材を使用 シェルベースなど 70%遮光ネット シェルベース(柔らかめ) 分殖器(付着幼生の移動先分殖器)➡ 成長 ➡ 貝自ら安定した硬い基質へ移動拡散を助長 ブラックリーフなど 解した古ロープ シェルベース(固め) ブラックリーフ 天然スギ葉 沖出し時 成長した貝から移動分散 貝自ら等間隔に拡散 篭網防汚=網への付着防止 付着器の使用が必須 付着器を芯として移動拡散 貝自ら立体的に移動拡散 付着器無し 貝同士で集塊 成長阻害 貝自らの移動拡散で平均化 成長差により大小混在 ◎従来方法 防汚処理無し(網替え・洗浄・剥離採取) 篭の内側に付着拡散 網目の目詰まりによる通水阻害 付着環境差による大少差が多きい 網篭防汚無し=目詰まりが早い 網篭内側への移動拡散 三竦みによる物理的成長阻害 付着器ごと篭替え 付着器から移動拡散    :集塊防止(付着器を芯とした均一な環境により貝同士の付着による物理的な成長阻害を防止)         (均一な付着環境による生産サイズの平均化) 貝同士の付着による変形防止 工事中  抑制 :抑制篭による抑制コントロール時の精度と効果の均一性      抑制強度が均一に現れる為には貝が揃っている必要がある ④挿核に適した内部構造を有した貝   挿核 :核入れ空間の大きさを持つ貝 使用核サイズの均一性:適正核サイズの選定容易    :閉殻筋サイズ  雑種強勢狙いの中東系(環境変化対応のため大型) と国産種との交雑は要注意  採苗 :作出目標の内部構造を設定し、採卵時に個別剥身により選別、生殖巣切出し法により選抜採苗     閉殻筋の適性サイズ 工事中 工事中 工事中 工事中 〇「雑種強勢」 について 「ペルシャ系」 「バーレーン」 バーレーン王国 ( Kingdom of Bahrain) 2013 調査訪問 アコヤ 「第1回 Bahrain 天然真珠 資源調査」 一般財団法人 日本国際協力センター (JICE) 2013     課題名ー「Bahrain天然真珠産業再生プロジェクト」 Bahrain Mumtalakat Holding Company B.S.C. 世界遺産指定に伴う資源調査として現地天然真珠漁場を調査 潜水して漁場観察・母貝採取・試験剥身 実態調査 資源枯渇傾向 貝資源量の実態把握と原因究明 ◎「高水温」耐性:日本漁場に比べ通年高水温下で生存 ◎「餌量変化」耐性:閉殻筋が日本国産(健常時)に比べ全肉重量比率で1.5倍ほど大きい ◎「穿孔生物」耐性:剥身した際に内側真珠層に穿孔穴の治癒痕のある貝が多い 特に真珠層が厚い(老成貝で3㎜位) 現地でパールベットと呼ばれる天然真珠漁場は日本国内の磯焼けに似た海況で ウニの食害(ウニの餌不足によりアコヤ貝殻表層の付着珪藻を摂餌)稜柱層ごと齧る為、下地の真珠層が露出、露出部分の真珠層は穿孔性の生物(穿孔カイメン・多毛類)の侵入が容易、生存する為には真珠質の分泌で修復が必須 結果生き残った真珠質分泌量の多い貝による繁殖が繰り返され、現地特有の形質として固定と推察  、 ※海域の異なる漁場で採取した真珠貝を剥身した結果、グリコーゲンの充実した貝は若年貝のみで、特に経年した貝と思われる老成貝にはグリコーゲンの充実は見られなかった 生存を目的として、 二次的なグリコーゲン充実・蓄積ではなく即効性にある「閉殻筋容量拡大」で対応か? 「ラアス・アル ハイマ」 アラブ首長国連邦(Ras al-Khaima)2013 調査訪問 アコヤ     課題名ー「Ras Al Khaimah,U.A.Eに於ける真珠養殖実態と養殖技術の調査」RAK PEARLS訪問 日本技術導入による現地真珠養殖会社を見学 天然貝資源は豊富で現地採取 現地メンバーによる大サイズ単核の挿核 大量生産に向け安定した母貝供給体制構築を目的とした人工採苗施設の建設  採苗技術のあるパートナー模索中との事  真珠養殖に使用する母貝は現地天然母貝を採取しての挿核 大きさで分類するが老成貝と若年貝が混在 使用する母貝は殻体に対し閉殻筋容積が大きく、真珠養殖に適した人工的な核入れ位置の空間は狭い 既存の天然母貝使用法としては老成貝に比して閉殻筋容積の小さい「若年貝」を選別し「極小サイズ核」挿核は有効と推察 挿核施術の精度向上の為には人工採苗による同じ貝齢の貝の生産が最優先と思われる 「アブダビ」 アラブ首長国連邦( Emirate of Abu Dhabi)1992 調査訪問 アコヤ ※過去に アブダビ産の天然貝の育種を経験  特別な選抜・交雑は行わず日本国内で「純粋種」を4代継代したくらいから閉殻筋の小型化が確認された(日本環境に対応?)当時遺伝子解析技術は無く選抜因子の特定困難 「日本国内系」 他海域の天然貝や人工採苗貝の持込みの無い漁場の天然貝を地域固有の「固定系統」とし人工採苗で垂直継代し育成 保存 掛け合せの柱としトップクロスで人工採苗 天候変動や人為的ミスなどの後天的要素を排除した「浜揚げ結果」との相関分析 ※継代による弱体化(近交弱性)を排除するため母集団の大きさを優先保存育成する事で系統保存  育種に多大な経費 ⇒ ジーンバンク設立で対応(浜揚げ結果分析による優良交配種の評価 後天的因子の排除手法の構築)優良交配種の遺伝子を採卵母貝の精子冷凍で時系列種ごとに保存 優良結果は戻し交配(ライブラリー化し遡って交配可能) 近年は遺伝形質分析による有用遺伝子を抽出しマーキング 数値情報として可視化 「あこや稚貝の中間育成技術」省力化 平均化 斃死対策 ※ 初期段階からサイズを揃える事により、貝自らの移動拡散嗜好の助長に繋がり、成長効率が高くなる。 〇中間育成時の付着物防御(付着器+収容器極細網目の防汚による好適付着流速コントロール) フジツボ付着時の付着基盤選択性を活用した付着防御 「付着嗜好」 付着生物の付着要因である「付着流速」と「基質表面」 ①「付着流速」付着時期にあるフジツボ浮遊幼生が付着基盤に付着する際、好適付着流速が存在する。 ②「基質表面」フジツボ、イガイ等の蛋白質由来の生物は付着基質表面の微生物フィルム形成が要件となる。 ③「基質形状」 粘着ホヤ、複合ホヤ等は平滑性を好む付着嗜好が認められる。 ※ 「硬度=安定感」の異なる付着器と「防汚」収容器との組み合わせで、貝自らの移動拡散嗜好(成長に伴いより安定した付着基盤を求め移動拡散)助長し、6月~9月の水温上昇期及び高水温時期に重なる分殖作業=ストレスとなる剥離採集作業を不要とする事で、懸案の高水温時の中間育成稚貝の斃死リスクを大きく軽減、加えて分殖作業の「省力化=挿核作業と重なる繁忙期」、同一サイズの稚貝が自ら移動拡散=揃う事により、サイズ混在に比べ、高い生産効率が期待出来る。 収容器の網篭防汚処理➡通水長期確保➡収容網篭内面への移動拡散困難➡付着器を芯とした種苗貝の強制付着➡成長に伴い付着器上で自ら移動拡散➡7~9月の高水温時期の分殖操作を無くす事による斃死軽減+省力化+平均化 シリコン養殖カゴ (内部生産物への防汚メカニズム) 左:防汚処理 (60日経過) 右:無処理 シリコン塗料で防汚した 1分目 PE△提灯篭 内部稚貝へのフジツボ付着は見られない 3分目 △提灯 フジツボ付着 ※昔から網目の細い△提灯篭は内部稚貝にフジツボの付着が少ない事が経験上解っていたが、細目合いの篭は目詰まりが早い為、頻繁な篭掃除が必須であった。付着物による目詰まり具合の人為的なコントロールは困難であった。 ※稚貝育成時のフジツボ付着対策:細目合篭をシリコン防汚する事で、篭洗浄や篭替えをせずに、細目合篭のまま篭替えせずに長期的な収容器内部の人為的流速コントロールが可能となり、稚貝へのフジツボ付着防御が可能となった。 ※要:成長後の適性数量を想定し、初期から篭入貝数を少なくする必要がある =種苗沖出し初夏は水温が急上昇し海水中の溶存酸素量が減少していくので、成長を見越した疎殖でのスタートは積極的な斃死低減に繋がる。 1分篭=フジツボの好適付着 流速を阻害 =フジツボが付き難い :付着物で目詰まりし易い(要:頻繁な篭網洗浄が必須) 3分篭=フジツボの好適付着 流速を誘引=フジツボが付き易い: 付着物で目図まりし難い(稚貝へのフジツボ付着は致命傷) 工事中 ※ 二枚貝幼生の(付着+移動+拡散)のメカニズム

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