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波 浪 対 策

​東日本大震災復旧に関する事例紹介

基 本 概 念

1.「波浪に逆らわず、波浪を受流す」フレキシブルな養殖施設の構造を策定

※波浪に「対抗」する為に高い安全マージンを施設に設定する事は無意味=想定を超えると崩壊

​※目的は施設の損壊防止ではなく、生産物の散逸や損壊を防止する事が重要

2.「浮体構造物の簡素化」垂下物重量を軽減する事で波浪による影響を受け難い施設を敷設

※高浮力は太いロープが必要、浮体施設全てが重厚長大化し、波浪時の抵抗増大➡施設費が高額化

※生産物の垂下重量や付着物による水中抵抗の軽減を図り、細いセクションでの耐候性を確保

3.被害の早期リカバリー最優先「散逸防止」➡「収容器」・「早期復旧」➡「ブロック構造」を採用

※裸吊りから収容器飼育へ

※養殖設備をブロック化して被害時の損壊拡大を防止、損壊修復時に同一規格資材の使用は優位

波浪被害と復旧を経験してきた漁業者としてのアドバイス

〇台風銀座の九州で鍛えられた真珠養殖施設の「策定」「保全」の知恵(後発の真珠業者として新規漁場開拓にチャレンジ➡従来の真珠漁場とは程遠い外洋性漁場しか残されて無かった➡ロープ・フロートなどの資材・施設構造・敷設手法などの独自開発により設備の耐候対策は完成➡養殖設備が波浪に耐えても、垂下した生産物が影響を受けては無意味➡自然の猛威に逆らう事の無意味さ痛感➡永続的な養殖と言う経済行為の成立が最前提➡養殖設備のコストには限界がある➡近年の世界規模の気候変動において、従来漁場は通年漁場と言う概念は成立し難い時代➡自然に逆らわずアドバンテージのある時期のみ有効に利用➡異なる漁場への越夏・越冬の様な移動を含めた分業体制を構築➡副産物として漁場環境差による成長促進➡餌料環境差による殻体成長促進と肉質肥満を人為的に操作➡同一漁場環境より優位性を得る)

趣旨:東日本大震災の三陸・常磐沿岸の漁港施設、漁船、定置網や養殖施設等の復旧に際し、調査結果の解析および、漁場保全対策や増養殖業の振興等を目的として、貝類生産に係る最新技術についての情報提供と活用についての意見交換。

「水産業復興・再生のための調査研究開発推進本部の現地対策推進本部第8回検討会」

テーマ「貝類の種苗生産・養殖技術の最新情報」

平成25年1月31日 主催:東北区水産研究所(塩釜庁舎)

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