
青 森 対 応
九州の会社が何故ホタテ? (問合せが多い為、期間限定で掲載!)
※ 昭和63年(1987)有用二枚貝養殖に関する先進技術習得を目的としてホタテ養殖を調査
青森県 陸奥湾地区 野辺地町 (天然採苗器・耳吊システム・フジツボ掃除機)
青森市 金八 神漁網(株) (アコヤ稚貝育成用△提灯篭=ホタテ篭)オリジナル技術多数 商品・ 工場を見学
※自社オリジナルのオプション仕様が多数 (訪問以来ユーザー歴30年越え)
最大の特徴:漁業者ニーズに呼応した「使えるプション仕様」がラインアップ
網地:網目の大きさ、糸の太さ、色、網地幅などに独自のノウハウ
枠金:ユーザー最大懸案の外枠接合部分の樹脂接合(平成枠)のパイオニア
北海道 内浦湾地区 八雲町 (稚貝選別機・穴あけ機・アゲピンセッター機)
(ワンライン筏・クレーン作業船・連の垂下システム・付着物の付いたフロート交換)
◎研修成果:マベ真珠:H01:母貝の耳吊育成における稚貝(穴あけ作業の精度改善) 鹿児島県 奄美市
白蝶真珠:H08:早期沖出し筏の敷設技術(荒天対策の水中筏・アンカー調整玉の導入) 鹿児島県 枕崎市
タイラギ:H22:「有明海再生に関する増養殖技術の開発」(ホタテ筏ワンライン水中筏) 長崎県 諫早市
マガキ :H24:「先端農商工連携実用化研究事業」神漁網(株)製 (オリジナル新型篭) 広島県 江田島
:H25:「新養殖施設の開発に関する講演及び検討会」にて事例発表 宮城県 仙台市
:「震災復興支援 ヤンマー製シングルシードの展開」(神漁網製の網篭) 宮城県 大船渡市
:「ヤンマー製シングルシードによる量産技術開発」 (神漁網製の網篭) 大分県 国東市
: 同 上 (神漁網製の網篭) 宮崎県 青島市
ホタテ :H28 :「夏季の種苗異常斃死対策 防汚篭で夏季作業回避」 (神漁網製の網篭) 青森県 陸奥湾
※養殖研修でお世話になった北海道 南部地区で、平成23年頃から「外来付着生物のヨーロッパザラボヤ」の付着が問題化
☆H24 北海道南部地区ザラボヤ対策としての防汚モニターを募集。
H25「養殖篭防汚試験」(地独)道総研究函館水試 協力機関:渡島北部地区水産技術普及指導所・落部漁業協同組合
目的:外来種ヨーロッパザラボヤに対する漁具防汚 処理技術の有効性の検証
方法:中間育成用△篭を 、貝に無害な物性効果のみのシリコン系塗料で含浸防汚処理
期間:2012年10月25日 開始 試験終了:2013年 5月31日
場所:八雲町落部沖合(養殖漁場内)
試験結果:ヨーロッパザラボヤの付着が少なく、褐藻類などの付着に差
2016/06/01 読売新聞 掲載
旧弊社HP 養殖技術 ザラボヤ対策
「ホタテ」 耳吊垂下直後のマダイによる食害被害(青森陸奥湾)顕著化
九州地区でも同様(クロダイ)の被害発生
提案 養殖手法の変更
「漁場背景」
・青森 耳通し固定の「裸吊」養殖(篭内の噛合い防止目的 ⇒ 垂直セパレート飼育)
(青森発祥の養殖手法ーアゲピンやセッターなどによる独自の省力化技術が進化)
付着生物(近年はヨーロッパザラボヤ等)の付着により、殻体露出が無く食害が防御されていた
・青森 水温変動の影響でマダイの入湾時期と耳吊作業時期が重なる
耳吊作業後半の付着物が付く前の連が食害被害(マダイ:産卵を控え高活性)
・九州 カキ小屋(有明海)の名物タイラギの長期禁漁による代替品としてホタテ販売にシフト
カキ焼きのシーズン(冬場)は水温低く、生貝販売の為の短期畜養が可能
餌料:想定外の餌料格差(陸奥湾:貧栄養 ⇒ 有明海:富栄養)により貝柱重量の増加が顕著
畜養方法:干満差大きく耳吊不向きー真珠養殖用の多段ポケット「網篭」が入手容易で流用
・九州 水温変動ークロダイ産卵時期の早期化ー高活性魚による藻類(海苔等含む)食害多発ー貝の食害を誘引
マガキのカルチ(天然・人工採苗貝)養殖(裸吊)はクロダイによる食害顕著ー初期は付着藻類を摂餌
※シングルシード(人工採苗貝)網篭を使用した垂下養殖はクロダイによる食害を受け難い
九州有明でホタテ?「カキ焼き小屋」併売商材タイラギ不漁 ⇒ 代替商材として「ホタテ半成貝」
「ホタテ半成貝」が代替商材として人気
・同じ貝柱が食材 価格帯がほぼ同じ 冬場水温が低く、ホタテの生貝畜養が可能(室内生簀での生貝提供が人気)
・想定外 ⇒ 有明海におけるホタテの短期畜養貝は半成貝でも可食部分が大きく肥満タイラギの代替商材として人気
※ 人為的な漁場移動(餌料格差:貧栄養 ⇒ 富栄養)に繋がり、短期間で「可食部分の肉重量」が増加(身入れ作業)
餌料格差を人為的(漁場・水深の移動)に作出 ⇒、過食備蓄スイッチが入り、富栄養の連続飼育よりも短期間で肥満する

タイラギ減少期の代替商材

焼いても縮まない牡蠣

代替商材のホタテ半成貝

生食用短期畜養で閉殻筋肥満
養殖手法
生貝提供を目的とした短期畜養
青森陸奥湾 耳吊垂下養殖
アゲピン耳通し(裸吊り)

九州有明海 ポケット篭垂下畜養
多段ポケット篭(網篭垂下)
⇒

(2年貝:耳吊り:160貝/連)
(2年貝:篭吊り:6段ポケット:30貝/枚×5段吊)
「網篭」養殖の大型ホタテ養殖導入はマダイの「食害」に有効と思われる)
「アコヤガイ」挿核用「母貝養殖」で導入されている「網篭」養殖
(多段ポケット篭による養殖実例)
・「網篭」は初期投資が必要だか、耐久性(6年間位)が有り、長期的視点での経済性は高い
・帆立の耳吊と異なり、篭入れや収穫は全て手作業となり人件費が発生する
・付着物対策に関しては、高効率の専用高圧ポンプ洗浄船が独自に進化(省力化進化)
・真珠養殖(核入れ)用の「挿核母貝」養殖として、「網篭」による養殖経営は成立する
(一篭当りの収容数は50貝前後、2年貝で約60円/貝位で真珠養殖業者に販売)
縦骨なし吹き流しタイプ(高圧ポンプ洗浄船のシェルウォッシャーでの使用目的)食害対策での導入ではない

8段ポケット篭(1年貝)

7段ポケット篭(2年貝)

5段ポケット篭(3年貝)

(付着物防汚カバー)
金枠網篭タイプ(出し入れ作業性重視・シェルウォッシャー使用可能)食害対策での導入ではない

6段ポケット篭「金枠」タイプ
高圧ポンプ洗浄船(専用シェルウォッシャー+動噴ポンプ)
養殖カゴ(段ネット・丸篭・△提灯)高圧ポンプ洗浄船が独自に進化




前進(幹綱ローラー)・巻上(吊線ローラー)・ネット上架(サイドローラー)・ネット洗浄(両面シェルウォッシャー)
2名:1日8時間で500吊(ネット)/日位 約20,000貝~25,000貝を洗浄
高水温時の洗浄作業は貝に負担
事後除去から事前防御へ
「春季の食害」と「夏季の高水温時の付着物・分養・篭替えによる異常斃死」への対応例
「水温変動」 ⇒ 「魚類」活性時期が変化 ⇒ 「貝類」活性も同様に変化 ⇒ 「慣例」時期の作業で食害被害発生
水温変動が恒例化(生活サイクルも変化 ⇒ 成長遅延に起因した高水温時期の分養作業など要因複合)
従来の種苗養殖手段では対応困難 ⇒ カルチ(裸吊り)は、シングル(篭養殖)より食害被害大きい
現在の水温変動にマッチした養殖手法への対応が必要
「異常斃死」 ⇒ 「要因」:「先天的」: 回避「不能」:遺伝形質の変化 全滅 (高水温に対応出来ない)
: 回避「可能」:有効な遺伝形質の導入(全滅ではなく生存する貝が存在する場合)
:「後天的」: 回避「可能」:人為的な操作ミス (斃死パターンの解析で対応改善)
「操作対応」 ⇒ 受動的「結果」対応(後手)被害が出てからの対応は効果薄い(要因特定が困難)
能動的「予測」対応(攻め)被害要因を予め想定し準備対応 (特定要因との相関解明)
(被害パターン情報の収集集積は重要 同一評価出来る体制構築は重要 公的機関情報集には限界あり)
「分養篭替」 ⇒ 次回作業までの育成期間における育成目標の大きさを事前に想定し、1篭当りの入貝数を設定(薄め)
「疎植」⇒ 貝数密度(低)⇒「成長普通」(摂餌環境良好)「斃死減少」(スペース充足 ⇒ 噛合減少)
「密植」⇒ 貝数密度(高)⇒「成長阻害」(摂餌環境不良)「斃死増加」(スペース不足 ⇒ 噛合増加)
(攻めの養殖は篭数増加で初期経費は掛かるが生残率や成長率など育成効率の大きな改善に繋がる)
「目詰対策」 ⇒ 付着後除去(後手):夏場の付着物除去作業は高水温で疲弊した貝への負担が大きい
作業員も高温下での作業は疲弊(出来ればしない方が良い)
付着前防御(攻め):夏場の付着物の付着を人為的に防御
従来:「化学的」な付着忌避剤(殺傷)による付着防御は貝類養殖には使用不可
現在:「物理的」なシリコン物性のみによる付着忌避剤を開発(全国で貝類養殖に使用)
※収容器(網篭)の防汚効果+収容器内の(貝)へのフジツボなどの付着を防御可能でトータルコストは低い
シリコン防汚篭の付着防御メカニズム
「物性」で通水性(餌通し)を確保しながら、フジツボの「付着嗜好」で生産物へのフジツボ付着を防御
「シリコン系防汚剤の二次的効果」生産物への付着防御
外網地に含侵保持させる事で、網篭の目合いを細くして、篭内の流速を自由にコントロールする事が可能となった。
外網の防汚対策だけではなく、同時に防汚収容器内の生産物表面へのフジツボ付着を防御可能になった。
収容器内部の摂餌環境の改善による成長も期待出来る。
「生物付着嗜好の助長」フジツボの付着基盤への付着嗜好(選択性)を人為的に作出コントロール
フジツボの付着期にあるキプリス幼生は、付着条件(好適付着流速)に「選択性」があり、篭内で人為的に阻害流速を
創る事で、収容物(貝表面)への付着物防御が可能となった。
「コスト」トータルコストの低減
篭防汚処理は経費増だか、生産物の生残改善や出荷時の付着物除去手間を考慮(省力化)すると養殖コストは改善。



フジツボが付かない リンペンが残る

左:無防汚3.0分目 右:防汚1.5分目

無防汚3.0分目合 アコヤ稚貝


防汚1.5分目合 アコヤ稚貝
無防汚3.0 分目合 マガキ

防汚1.5分目合 マガキ
※ 細目合網地をシリコン防汚する事で容器内流速をコントロール、付着が無くなり、篭替え・貝掃除が不要となる
殻付き出荷時のフジツボ除去作業が不要となり、大幅なコスト削減に繋がる
【 関 連 知 財 】
「海洋生物の付着防御用器具」特許第5521154号 国立研究開発法人 水産総合研究センター
※「特許実施許諾契約」を締結、弊社で「防汚収容器」として商品化、2012~ 全国(生産者・関係漁連など)好評販売中
防汚技術の導入について
食害対策
移動が可能な貝類(ヒオウギ・イタヤ)ホタテ?
・繁殖時に自ら移動により集団密度を高め、繁殖効率を上げる
・浮遊種苗にとって最優先(成長に伴う摂量確保)の餌料生産効率の高い浅海での繁殖行動
・種苗 数による対応 食物連鎖 バランス
稚貝 足糸付着(集団)から着底(個別)へ 種苗自らの遊泳回避
成貝 食害生物からの遊泳回避 繁殖力の維持(繁殖礁の整備など)
移動出来ない貝類二枚貝(アサリ・アカガイ・タイラギ)
・繁殖時に繁殖規模(放精放卵の絶対数)で生存繁殖率を維持する
・稚貝にとって最優先(成長に伴う摂量確保)の餌料密度の高い浅海での繁殖
・種描 絶対数の規模による対応 食物連鎖 バランス
稚貝 食害生物からの潜砂回避
成貝 食害生物からの潜砂回避 繁殖力の維持(繁殖礁の整備など)
※ 経費の係る食害対策は飼育密度の高い稚貝時期が有効である (飼育密度が高い=食害被害も大きい)
天然採苗
足糸で付着成長する時期の二枚貝稚貝は「付着生物」
付着(着底)条件に選択性の有る貝類 ⇒ 好適な付着条件が整えば優先的に付着(人為的な選抜付着環境の整備)
生物的嗜好 環境要因 付着着底時の流速 餌料環境 浮遊から着底 好適付着流速
素材要因 付着基質(基盤) 形状(繊維・針状) 素材(平滑) 強度(硬度)
※ 付着器の稚貝は成長速度が速い 限定空間(収容器内部)の中では密植になり易い
ヒオウギ天然採苗への防汚技術の導入事例

防汚処理 〇型 天然採苗器

60日経過 防汚で通水性確保

付着器:ブラックリーフ

網防汚 付着器への強勢付着

付着開始30日経過

足糸付着から底面へ脱落

ヒオウギの優先付着

密植気味 殻への付着物無し
通称 台形篭 (アコヤ専用)極小種苗の早期沖出し・食害防止用
・台形枠と外網で構成:付着種苗の成長と共に通水量・透過餌料確保を目的で極細 ⇒ 細目 ⇒ 中目と外網を交換して対応
・極細外網を防汚処理し付着器を配するとヒオウギ種苗の好適付着流速を篭内で再現する事から天然採苗器として転用
・防汚極細外網は、網替え交換なく使用可能 近年懸案の高水温時など網からの強勢剥離が必要で無い事で生残率改善
・防汚外網内側への稚貝付着が防御、種苗の付着器への強制付着促進、付着器を芯とした環境の均一化 ⇒ 成長平均化

防汚処理 台形篭 天然採苗器

60日経過 防汚で通水性確保

外網防汚 付着器への強制付着

付着器への強勢付着

付着開始30日経過

防汚外網への付着困難

成長早く底面へ脱落

同一環境による成長の平均化
「ヨーロッパザラボヤ対策 関連 」
課題名-「 養殖篭防汚試験 」 2012 ~2013
(地独)北海道立総合研究機構 函館水産試験場・渡島北部地区水産技術普及指導所・落部漁業協同組合




課題名-「 天然採苗器 」への付着物対策 付着器(人工杉葉)2013
(地独 )北海道立総合研究機構 水産研究本部 栽培水産試験場
課題名-「 ホタテガイ採苗器および中間育成篭への防汚処理試験 」2017
(地独)北海道立総合研究機構 宗谷地区水産技術普及指導所
「付着防御技術 ロープに防止剤」として紹介 読売新聞 2016

「ヨーロッパザラボヤ対策 」
課題名-「 水中フロート 防汚試験 」 ロングラン試験 約3年(1,091日)経過 2017~2019

防汚無し区(Blank)

防汚無し区(Blank)

防汚処理区(Coat)

防汚処理区(Coat)
課題名-「 延べ縄式筏 防汚試験 」2009~2010










