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- 穿孔寄生 | 株式会社 西海養殖技研
穿 孔 寄 生 穿孔寄生 「貝殻に穿孔する生物」 直接捕食しないが、殻体へ穿孔して寄生 ⇒ 弱体斃死の要因 寄生虫: (ポリキータ:穿孔性多毛 類=ポリドラ) 閉殻筋(貝柱)部位への穿孔は、外套膜部位の様な 修復機能(真珠質分泌) が無い為、急激に消耗し斃死 稚貝の沖出し漁場など養殖初期の 「 幼貝」期は殻厚が 薄い為、穿孔の影響大 沖出し漁場の「適否」把握 ⇒ 重要 (漁場特性:海底の底質・鉛直交換の有無・垂下層の浮遊幼生密度) ・ 漁場海水の鉛直交換実態の把握 底質が泥 ⇒ 海水の鉛直交換 ⇒ 微細な海底泥が浮泥として上昇する際に浮遊幼生も上昇 (遊泳能力低い) ポリキータ イワガキ 重症 アコヤガイ 穿孔痕 アコヤガイ 軽傷 ヒオウギ 穿孔痕 ヒオウギ 重症 タイラギ 穿孔痕 タイラギ 駆除 治癒痕 穿孔貝: イシマテ(穿孔性の二枚貝) 物理的穿孔を行う貝類ではなく、化学物質を分泌して真珠質の炭酸カルシウムなどを溶出し穿孔する貝類 イシマテの成長と共に穿孔は深くなる ⇒ 閉殻筋(貝柱)部位へ達すると斃死要因となる シロチョウガイ 稜柱層が物理的に剥離(磯焼けでウニが付着藻類と共に齧る)して露出した真珠層部分に穿孔寄生が多い イシマテ 穿孔 露出した真珠質へ穿孔 磯焼けでウニの餌料不足 貝殻に付着した珪藻ごと齧る センコウカイメン: (穿孔性のカイメン類) 化学物質を分泌して、稜柱層を溶解して穿孔しているが、真珠層には穿孔出来ていない(閉殻筋への影響は見られない) センコウカイメン 外部 センコウカイメン 内部 赤点 状の侵入痕群 真珠層で防御? 環境保全型の「殺傷駆除」技術 ( 薬剤を使用しない、濃塩水と淡水の浸透圧差のみを利用) 駆除可能な貝類 ・マガキ・イワガキ・アサリ(完全に閉殻可能) ・アコヤ(浅海生息で比重変動に強い:低比重時には足糸穴付近から粘液を分泌して、低比重水の深入を防御) 駆除不可な貝類 ・ヒオウギ・ ホタテ 海底生息 ⇒ 環境変化に弱い ⇒ 自己防衛本能で変化に敏感 ⇒ 変化時 は自から移動する事で生存 延べ縄式垂下で、自から移動出来ない環境下での養殖なので、 一次的な漁場移動も必要(避難漁場など) ・シロチョウ 幼貝時は足糸付着(流藻などに付着拡散)するが、重量増加すると海底に定着(付着足糸は退化消滅) 稜柱層が剥離(ウニ食害) ⇒ 真珠層が露出 ⇒ 穿孔被害大( 穿孔カイメン・穿孔性二枚貝など) ・クロチョウ 幼貝~成貝 足糸で付着して生活 足糸穴に粘液分泌で防御する能力は無い ・タイラギ・アカガイ・トリガイ 海底基質に潜砂生息 ⇒ 環境変動時は深く潜砂して変化対応 ※ 収容器ごと飽和塩水に浸漬、浸透圧差をもって、周辺環境を阻害する事無く、安全に殺傷する技術 真珠養殖において海洋環境に優しい「付着物対策」技術として定着、「専用処理屋台」など真珠業界で独自に発展 (真珠技術研究会 会報 47号 1964年 飽和食塩水によるポリキーターの駆除について 国立真珠研究所 大村支所 船越 将二 氏) https://jp-pearl.com/wp-content/uploads/2017/12/047_03_02.pdf 種苗貝 初期 段階 捕食: ヒラムシ・サツマボラ (幼貝~成貝) 寄生虫 : ポリキータ (成貝) 被食: マガキ・イワガキ (完全閉殻する貝類)の種苗貝 マガキ カルチ採苗器 淡水処理(淡水全換水orかけ流し 1時間)500L 30連×10本 被食: アコヤガイ・シロチョウガイ・クロチョウガイ ( 完全閉殻可能な貝類) 幼貝~成貝 真珠貝採苗器 淡水処理(淡水全換水orかけ流し 0.5時間)2,000L 台形篭×40篭 ・完全閉殻可能な貝類は、開口し軟体部が露出しなければ、急激な比重変化にも耐性がある(カキ類駆除技術へ応用) ・足糸付着期は足糸口からの「低比重水」の侵入に対しても、短時間であれば、自ら粘液を分泌する事で、防御対応 成貝 2年貝 段階 より大きな浸透圧差の作出(淡水 ➡ 濃塩水 ➡ 淡水)へ浸漬 短時間で駆除効果を高める ・ 処理中に貝が開口すると逆効果、事前の開口防止処置(夏場の冷水浸漬・振動など)が重要 ・付着「藻類」も除去 ⇒「付着藻類」はフジツボなど付着基盤に選択性の有る生物の「付着防御」にも繋がる事に留意 ・「寄生虫駆除」が「付着生物」フジツボ(キプリス幼生) の好む付着基盤の整備に繋がる ⇒ 事前の処理時期検討が重要 ・プランクトンネットによる フジツボのキプリス幼生数の把握による作業時期判断が重要
- 母貝育成 | 株式会社 西海養殖技研
母 貝 育 成 業務背景 人工採苗で生産した貝( 2 5年間・約4億5千万貝)の「育成データベース」を開発した経験を基に、自社オリジナルの分析 技術として、新たに 「先天的な遺伝要素」(遺伝 形質に起因する情報)と 「後天的な外因要素」(異常気象・手入作業ミス・移 動減耗) を 分離、健全な母貝「系統作出」と「維持保存」の為の「基本情報」となる「分析評価」手法を構築しています。 母貝分類 真珠養殖に使用する貝種 採卵受精に関与した親貝に由来する(天然採苗も人工採苗も) ①野生種 有用株選抜 継代栽培 地域固定種 (地域環境・病害などで 淘汰済み の固定された系統) ②選抜種 優良種(期間 生残 数量に優位性)を選抜 選抜過程種(人為的な選抜介入により 作出途中 の系統) ③交雑種 異なる性質交配 F1雑種 地域変動種(新たな地域環境の選抜を経た 適応済み の系統) 野生種 (wild species) 天然貝 (地域固定種) 自然選択 (natural selection) ◎生存繁殖 (natural reproduction) (有利は保存 不利は除去 遺伝的変異が選択) ・変異: 同種内 多様な形質 出現 ・遺伝: 次世代 遺伝 変異 ・選択: 個体差 発生 ◎ 自然淘汰 (natural selection) ( 生存競争に有利な形質 自然選択効果の長期蓄積 変化 新種) ・安定: 変異遺伝子 排除 (純化淘汰) ・方向: 適応遺伝子 選択 ・分断: 生殖隔離 分化 ・頻度: 遺伝子型 頻度 ◎自然選択 (natural selection) (遺伝的形質) ・ 体形体色 個体間差異(変異がある) ・ 遺伝固定 ストレス耐性 有利個体 継代増加 ・ 生存生殖 差異 「自然に偶然起こる変異」 自然発生 変異(spontaneous mutation) /不動変異 外部刺激なしに、DNAの複製ミスや自然的な化学変化で起こる変異 ・偶然に発生する ・突然変異のほとんどはこれに分類される ・自然選択の材料となる 選抜種 (selected species) 人工貝 人工選択 (artificial selection) 繁殖過程 ・有価性の高い系統を人為的に選抜 垂直継代 系統保存 「自然に偶然起こる変異」 自然発生 変異(spontaneous mutation) 外部刺激なしに、DNAの複製ミスや自然的な化学変化で起こる変異 ・偶然に発生する ・突然変異のほとんどはこれに分類される ・自然選択の材料となる 交雑種 (cross species) 人工貝 「人為的に起こす変異」 誘導 変異 (induced mutation) 外部からの刺激や処理によって人工的に起こされる変異 ・自然には起こりにくい変化を意図的に作れる ・遺伝子機能の解析や品種改良でよく使われる 人工選択 (artificial selection) 繁殖過程 ・有価性の高い系統を人為的に選抜 雑種交雑 新系統作出 ・雑種強勢(Hybrid vigor)一代交配種 突然変異 自然選択と突然変異 ◎ 自然 選択によって遺伝的変異が固定 自然現象に起因 ・遺伝的浮動 ・遺伝子流動 ・遺伝子突然変異 (DNA複製時の転写ミス・DNA損傷⇒DNA構成塩基に変化が生じることに起因) ◎突然変異によって遺伝的変異が創られる ・ 誘発 突然変異 変異原( 突然変異誘発物質)や(環境因子) によって起こるDNAの遺伝的な構造変化 工事中 ・・・ 〇近年の夏場における種苗貝の大量斃死について ※「大量斃死」と「異常斃死」の概念は異なる 「大量斃死」は通常はなだらかに減耗するが一度に大量に減耗した数量状態 「異常斃死」は比較対象要件により以下の2点に分かれる : 「同一貝種」 の 時系列(過去) と の比較 過去 の生残率に比べ斃死率が異常に高い :「周辺貝種」 の 時系列(現在) での 比較 周辺 の生残率に比べ斃死率が異常に高い ※「斃死要因」は (先天的要因) と (後天的要因) で異なる (先天的要因) 近年の高水温期間の長期化に起因する 「環境対応力」 の不足 が要因 採苗要件で天然と人工で異なる 「天然貝」:「遺伝形質の変化」 (自然界における人工貝との自然交雑などで変化) 「人工貝」: 「近交弱性」 過度な選抜育種による種としての環境対応能力 「幅」 の狭小化 交配個体数の基本無視 : 「業績優先」 タンク内での淘汰選抜(受精率・分割異常・成長異常)を軽視 販売時点の貝数を優先 (後天的要因) 頻繁に斃死発生する場所:「区画漁業免許」 設定時に比べ変動している可能性が高い 「異常気象」(高水温・低水温・低比重・貧酸素:垂下層に至る高水温による貧酸素水塊形成) 「人為的な操作ミス」(密植・付着物による収容器の通水阻害・過度な洗浄作業)要:高水温に対応する作業変化 ※「採苗生産の3つの事業形態」 「種苗生産」は「養殖結果」と解離してはならない (実際のユーザーとして40年にわたり真珠生産に使用した結果と感想) 【自社水揚高の向上が目的】 採苗精度(生残率など)が自社業績に直結 「民間の一貫メーカー」 ( 種苗・養殖・加工・販売)は常に採苗に逃げ場の無い結果がフィー ドバックされる ・安定した事業成立 を前提とした 「計画生産」 に伴う 「系統管理」 と 「継代保存」 は必須の基本要件 ・事業規模が大きく成る程、 事業成果に直結した採苗段階からの連携コントロール が必須 【種苗の生産販売が目的】 生産販売数量が 自社業績に直結 「 民間の種苗販売会社」 は受注種苗を販売終了で自社事業が成立 ・販売先の養殖成果(業者責任)とは解離 ・販売する種苗に系統は存在するが、「系統管理」は採卵母貝入手先 まかせで、養殖データの連携は無 ・購入する養殖業者の自己責任で系統貝種を選定するが、自社漁場特性とのマッチングは期待出来ない 【種苗の生産が目的】 事業計画に基づく計画数量確保が優先 「公的 機関」 は事業計画された 配布(放流)数量達成で事業評価が成立 ・配布先の養殖成果(業者責任)とは解離 ・地元養殖業者からの採卵母貝の入手が主で、系統・継代ともに養殖データの連携は無い 〇「真珠養殖における優良母貝とは? 」 ① 斃死率の低い貝 挿核作業後に斃死の少ない貝(挿核済みの乙貝は高額経費が掛かっている) ※斃死率(生残率)については、「母貝養殖」産業段階と「真珠養殖」産業段階がある 「母貝養殖」 :母貝(重量)で事業成立 目的:「大きな貝」を如何に効率良く(斃死なく)生産するか :功利優先で自然の生理メカニズムを軽視する傾向(採苗技術の進歩:陸上水槽内)外の育成漁場とのズレ 「真珠産業」 :真珠(重量・サイズ)で事業成立 目的:「大きな真珠」を如何に効率(斃死なく)良く生産するか :挿核施術後の斃死率増大 高水温ばかりではない使用母貝の弱体化( 抗 ウイルス耐性を含む) :優良母貝 母貝生産段階で淘汰選別 核入れ後に減耗しない強い体質の貝で事業スタートは必須 ※ 厚巻きを期待して挿核用母貝を選抜育種 ⇒ 珠の巻き改善ではなく生残率向上(ポリキータ穿孔治癒貝として生残) 稚貝 :温暖化対応の高水温耐性:近交弱性による弊害(選抜過多による生存バンドの狭小と均一化=大量斃死) :先天的要因→人工採苗におけるの系統(交配:採苗個体数・継代:系統保存)が確立・後天的要因を排除 :早期採卵→大珠志向から大きな貝のニーズが増大→「早期採卵」傾向(冬場の採卵母貝の成熟漁場を開拓) 採苗段階の徹底した淘汰育成(裾切=成長不良)⇒ 当年物87% 越物74%の浜揚げ生残を経験 タンク内浮遊幼生時はメッシュによるフルイ淘汰が容易 VS 付着後は稚貝の剥離と手作業選別が必要でコスト高 成貝 :施術貝(核入れ作業終了) :殻の厚い貝:ポリキータ穿孔による斃死が少ない=真珠質分泌力が高く真珠層で穿孔キズを巻き込み治癒痕 選抜育種(真珠質の厚い貝を選抜して採卵)珠の巻きを期待 ⇒ 反して珠の巻きより生残率向上に大きく寄与 穿孔性多毛類ポリキータ 穿孔穴を真珠質で補修 閉殻筋部は本来は致命傷 治癒痕 外套膜下がり(後退症)に対する生残率向上を目的とした人工採苗による「雑種強勢」 中国ハーフ :(感染症対策)⇒ 耐性は確認出来ない。単にバラツキがあるだけで全滅が無い(量産技術には不向き) 中国アコヤは南北に広い分布:何処の貝か明確ではないと水温特性は確認出来ない 中東ハーフ :(高水温対策)⇒ 水温上昇時の斃死率に大差ない、外套膜下り発症時の10月早期浜揚げでも珠艶が有利 真珠層の厚い貝殻の形質は、日本国内で垂直継代を重ねると徐々に無くなる(日本環境に順化?)純系の戻し交配が必要 ② 優良真珠の出現率が高い貝 優良真珠「巻き」の厚い真珠を生み出す母貝 「巻き」の評価分析に使用する表現方法 「 優良真珠」の要件 ① 「巻き」= 真珠質分泌量:厚巻き真珠 貝種別の評価:真珠質分泌量の数値化 :使用核サイズの統一による真珠質分泌数量の数値化 (巻厚ではなく、真珠質分泌体積総量の原核体積比増重%率 ) 「万貝重量」 (従来表示) 例 「 使用核万貝」=使用核総匁 X 乙貝数 × 10000 例 「剥き落万貝」 =剥落珠総匁 X 乙貝数 × 10000 例 「①剥落万貝」 =①剥落総匁 X 乙貝数 × 10000 長所: 貝数の違う珠の重量を同一基準(10000個換算)で比べられる。-生産量の表示に適する。 短所 : 原核の情報(重量・歩留)を反映していないので、それぞれは情報の断片しか表示不可。 「増重率」 ( 従来表示) 例 「増重率」 = {剥落万貝-残存見合い原核万貝(使用核万貝×生残率×歩留率)}÷剥落万貝 長所 : 浜揚げ珠の原核重量を使用核重量や歩留まりから推測し、巻き上った真珠質の重量比率から 珠の 巻く力を貝種別に比較する事が出来る。-貝種別の原核からの伸び率の比較が可能 短所 : 当然、挿核サイズが小さいと重量比率が高くなる傾向がある。また、あくまで残存核が仮想 である為 脱核サイズが極端に偏った場合誤差は大きい。 ※ 使用原核サイズに対し過去の増重率から浜揚げサイズを予測可能 「増重量」 ( 従来表示) 例 「増重量」 = 剥落万貝-残存見合い原核万貝(使用核万貝×生残率×歩留率) 長所: 巻き上った真珠質の重量の多い少ないのみの表示は単純に珠の巻く力(真珠質の分泌量)を 貝種別に比較する事が出来る。-核サイズに関係なく貝種別の真珠質の分泌量の比較が可能 短所: 重量では比較できるが、直径の伸びは比較できなかった。 ※ 過去の同時期、同貝種、同重量の分泌予測が可能、また、その仕事の限界を知る事が可能 「平均直径 」 ㎜別 ( 新表示) 例 「平均直径」㎜別 = 3 √ { 3 × 8 ×( 「1個当珠重量匁」 ㎜ 別) } ÷( 0.0757 × 4×π ) 「 1個当珠重量匁 」㎜別 = 「重量匁」㎜別 ÷ 珠個数 0.00075699匁 = 1㎜3 長所:サイズ別の平均直径を100個の珠の重量から換算可能 - 珠の直径の分散値を比較可能 ※ 実際に5・6 本である為、真球に近い一級品の分析は出来るが、2級品以下の低真円度 (凸凹体)の分析には不適 ※ 珠の全サイズの平均値を比べる事が出来る。現在は各サイズ毎の平均サイズまで表示可能 「膜厚値」㎜別 ( 新表示) 例 「膜厚値」㎜別=「平均直径」㎜別-残存見合い換算「原核直径」㎜別 長所: サイズ別真珠層の膜厚値を100個珠の重量から換算可能。 : 珠の「膜厚値」㎜別を比較可能。 短所: 球体の公式が基本、真円度の高い1級品の分析は可能だが、真円度の低い2級品以下には不適 。 :核サイズ毎に同じ重量が巻き上がると立証されて、初めて成り立つ理論である。 使用原核サイズの統一 出来た真珠の直径計測 厚巻きの真珠 原核に対する積層真珠質 ※出来た真珠の真珠質分泌量を数値化、貝種毎にグレーディング、選抜育種の資料とする。 (大サイズは巻かない✖) 真珠の巻きに関するデータ分析の基礎となる使用核サイズの統一化 優良真珠「色目」の良い真珠を生み出す母貝 色目 :唯一の遺伝形質である黄色色素の出現率が揃った貝 厚巻きは明度が低下 干渉色に必要な数値 ※ 黄色色素測定時、特定の波長の光線を照射して、強調された反射光を測定する事で、検出数値を強調し選抜 測定ウインドウ設定 曲面対応プログラム B強調光源による黄色色素 黄色色素含有度合いの数値化 ※ 細胞貝採卵時、貝殻の黄色色素含有度合いを色彩計により数値化、個別切出し法で採苗、作出した細胞貝を使用 上:白色系 下:金色系 黄色色素の少ない系統 黄色色素が多い系統 左:白色系 右:金色系 ③ 人為的な成長疎外を受けていない貝 (後天的要因) 育成: 適性数量 (成長を見越した1篭当りの収容入数による密植防止) (特に殻体成長が著しい沖出し初期) 小サイズ=粗密に付着 成長に伴い密植傾向 15㎜前後でほふく移動鈍化 密植を解決する為に分殖 「種苗貝の沖出し」 7月「極小種苗」を「極小網目」の篭で沖出し ⇒ 8月付着物で網目が目詰まりで通水阻害 ⇒ 28℃を越える高水温下の作業 ・通水回復の為に網地の高圧洗浄:網替え:その際に網地内側に付着拡散した稚貝を「剥離」採取 ・付着物による収容器内の餌料環境の悪化= 高水温時の酸素欠乏 ・摂餌時条件の良い篭内部壁へ拡散付着を防止:貝自らが通水阻害要因となる 台形篭 40メッシュ シェルベース(柔かい) 網篭内側壁面に拡散移動 シェルベース 沖出し 沖出し後10日 : 付着拡散 (成長に伴い殻体安定を求め、貝自らより硬い付着基盤を求め付着器上でほふく移動) 成長に伴い不安定 硬い枠金に移動 シリコン防汚加工の経済性について 稚貝育成における懸案事項 ①沖出し篭網地の目詰まり対策(頻繁な高圧洗浄や外網替えで対応) ②分殖作業の省力化(人力による分殖作業 ⇒ 貝自らの 移動拡散による作業省略 ) ③生残歩留まり向上(高水温時の疲弊した稚貝に人力による強制剥離によるストレスを与えない) ④成長の効率化(成長した貝自ら移動拡散する為、稚貝の大きさが平均化) ⑤稚貝本体への付着物防御(網篭内部のフジツボ幼生の付着好適流速を人為的にコントロールが可能となり、付着困難) ※収容器の防汚だけではない、二次的な効果を考慮すると十分に費用対効果が見込めます。(篭自体の耐久性も増します。) シリコン付着防止効果の活用 効果: 種苗の成長に伴い 貝自らより硬い付着器を求め移動拡散する 「嗜好」を助長 :高水温時(衰弱) の人手による剥離採取・分殖を不要 斃死対策と繁多時の省力化 ※ 網篭の目詰まり防止(通水確保)だけでは無い ①沖出し篭網地への付着珪藻などによる目詰まり防御 = 通水確保 稚貝自体も網地内面に付着拡散すれば阻害要因 ② 稚貝の成長に伴い、より安定した付着基盤を求め、自ら付着基質上をほふく移動拡散 = 人手による採取不要 ③室内採苗器から全ての貝が育成用の分殖器へ移動、付着基盤上を成長した貝から移動(付着器を芯 ➡ 均一な摂餌環境) ④収容器内部への移動拡散が制限 分殖器を芯とした強制付着 貝自ら移動間隔を調整 移動完了した付着器を別篭に分殖 ⑤分殖時に篭内部に拡散付着した稚貝を剥離採取する必要が無い 夏場高水温時の衰弱種苗貝には致命傷となる時期がある ⑥挿核作業時期(繁忙期)と重なる稚貝育成必須の分殖作業からの解放 「分殖作業」が省略 ➡ 大幅な省力化 ◎網篭をシリコン塗料で防汚処理(網替え・洗浄・剥離採取 無し) ※採苗器を分殖器でサンドイッチしてシリコン防汚した収容器で沖出し ➡ 斃死軽減+大幅な省力化 採苗器(浮遊幼生の着底用付着器)➡ 敢えて柔らかく不安定な素材を使用 シェルベースなど 70%遮光ネット シェルベース(柔め=薄い) ブラックリーフ(硬め) 分殖器(付着幼生の移動先分殖器)➡ 成長 ➡ 貝自ら安定した硬い基質へ移動拡散を助長 ブラックリーフなど 防汚極細外網による早期沖出し 解した古ロープ シェルベース(硬め=厚い) ブラックリーフ 天然スギ葉 アコヤガイ(人工採苗種苗)の 防汚沖出し台形篭 育成 フロー 沖出し時 成長した貝から移動分散 篭網防汚=網への付着防止 付着器の使用が必須 貝自らの移動拡散で平均化 付着器を芯として移動拡散 付着器無し 貝同士で集塊 成長阻害 網篭内壁に拡散不可 貝同士集塊化 貝自ら等間隔に拡散 貝自ら立体的に移動拡散 通水阻害で網篭内壁に拡散 成長差により大小混在 ◎従来方法 防汚処理無し(網替え・洗浄・剥離採取) 篭の内側に付着拡散 網目の目詰まりによる通水阻害 付着環境差による大少差が多きい 網篭防汚無し=目詰まりが早い 網篭内側への移動拡散 三竦みによる物理的成長阻害 付着器ごと篭替え 付着器から移動拡散 :集塊防止(付着器を芯とした均一な環境により貝同士の付着による物理的な成長阻害を防止) (均一な付着環境による生産サイズの平均化) 貝同士の付着による変形防止 工事中 抑制 :抑制篭による抑制コントロール時の精度と効果の均一性 抑制強度が均一に現れる為には貝が 揃っている必要がある ④ 挿核に適した内部構造を有した貝 挿核 :核入れ空間の大きさを持つ貝 使用核サイズの均一性:適正核サイズの選定容易 :閉殻筋サイズ 雑種強勢狙いの中東系(環境変化対応のため大型) と国産種との交雑は要注意 採苗 :作出目標の内部構造を設定し、採卵時に個別剥身により選別、生殖巣切出し法により選抜採苗 閉殻筋の適性サイズ 工事中 工事中 工事中 工事中 「あこや稚貝の中間育成技術」省力化 平均化 斃死対策 ※ 初期段階からサイズを揃える事により、貝自らの移動拡散嗜好の助長に繋がり、成長効率が高くなる。 〇中間育成時の付着物防御(付着器+収容器極細網目の防汚による好適付着流速コントロール) フジツボ付着時の付着基盤選択性を活用した付着防御 「付着嗜好」 付着生物の付着要因である「付着流速」と「基質表面」 ①「付着流速」付着時期にあるフジツボ浮遊幼生が付着基盤に付着する際、好適付着流速が存在する。 ②「基質表面」フジツボ、イガイ等の蛋白質由来の生物は付着基質表面の微生物フィルム形成が要件となる。 ③「基質形状」 粘着ホヤ、複合ホヤ等は平滑性を好む付着嗜好が認められる。 ※ 「硬度=安定感」の異なる付着器と「防汚」収容器との組み合わせで、貝自らの移動拡散嗜好(成長に伴いより安定した付着基盤を求め移動拡散)助長し、6月~9月の水温上昇期及び高水温時期に重なる分殖作業=ストレスとなる剥離採集作業を不要とする事で、懸案の高水温時の中間育成稚貝の斃死リスクを大きく軽減、加えて分殖作業の「省力化=挿核作業と重なる繁忙期」、同一サイズの稚貝が自ら移動拡散=揃う事により、サイズ混在に比べ、高い生産効率が期待出来る。 収容器の網篭防汚処理➡通水長期確保➡収容網篭内面への移動拡散困難➡付着器を芯とした種苗貝の強制付着➡成長に伴い付着器上で自ら移動拡散➡7~9月の高水温時期の分殖操作を無くす事による斃死軽減+省力化+平均化 シリコン養殖カゴ (内部生産物への防汚メカニズム) 左:防汚処理 (60日経過) 右:無処理 シリコン塗料で防汚した 1分目 PE△提灯篭 内部稚貝へのフジツボ付着は見られない 3分目 △提灯 フジツボ付着 ※昔から網目の細い△提灯篭は内部稚貝にフジツボの付着が少ない事が経験上解っていたが、細目合いの篭は目詰まりが早い為、頻繁な篭掃除が必須であった。付着物による目詰まり具合の人為的なコントロールは困難であった。 ※稚貝育成時のフジツボ付着対策:細目合篭をシリコン防汚する事で、篭洗浄や篭替えをせずに、細目合篭のまま篭替えせずに長期的な収容器内部の人為的流速コントロールが可能とな り、稚貝へのフジツボ付着防御が可能となった。 ※要:成長後の適性数量を想定し、初期から篭入貝数を少なくする必要がある =種苗沖出し初夏は水温が急上昇し海水中の溶存酸素量が減少していくので、成長を見越した疎殖でのスタートは積極的な斃死低減に繋がる。 1分篭=フジツボの好適付着 流速を阻害 =フジツボが付き難い :付着物で目詰まりし易い(要:頻繁な篭網洗浄が必須) 3分篭=フジツボの好適付着 流速を誘引=フジツボが付き易い: 付着物で目図まりし難い(稚貝へのフジツボ付着は致命傷) 工事中 ※ 二枚貝幼生の(付着+移動+拡散)のメカニズム
- 付着防御 | 株式会社 西海養殖技研
付 着 防 御 海棲生物の付着防御技術 ※高水温時の洗浄作業は貝に負担 ⇒ 付着 後 除去から事前防御へ 【付着防御に関するアプローチの違い】 「工業的」 化学的 毒性による殺傷忌避 防御効率優先思考 高効率防御 船舶関連産業 亜酸化銅 酸化亜鉛 毒性による 殺傷忌避 での付着防御 殺傷効率優先 殺傷成分溶出効果を高める技術 加水分解 自己 研磨 水和分解 溶出に伴う 海底への沈降と残留 海底生物環境の急激な悪化 「生物的」 物理的 撥水性 付着選択性のある生物では付着「嗜好」で阻害 水産増養殖業 マガキ等の二枚貝 養殖業では特に 化学的忌避剤は使用不可 「直接的」 工学的 な基質成分や基質表面形状に求めた試験 ⇒ 成貝で評価 生物的 な選択性や嗜好性に求めた試験 ⇒ 付着期幼生貝で評価 「間接的」 「付着珪藻などによる 優先付着物 」による付着阻害 「優先付着生物の 付着誘引コントロール 」 〇付着に選択性ある生物は 「優先付着物」 によって 「付着可否判断」 付着基盤への 「付着順序」 が重要 着底防止フィルター(物理的) 「防汚対象」 他社 鉄部防汚 船舶船底部 「船舶関連」 当該 樹脂防汚 樹脂系網篭 「漁業資材」 「樹脂コンテナ」 モノフィラメントタイプの漁網 ・ 自己潤滑性の高い(剥離し易い)防汚基盤への接着性の高い 樹脂専用の下塗剤を独自開発 ・シリコン系塗料は吹付塗装が困難とされていたが、新たに吹付塗装可能な上塗剤を開発 ・バインダー樹脂や溶剤の改良で速乾性を達成 「撚糸網」 ・従来技術 忌避薬剤への浸漬保持「防網 染料 」で対応 ・新規技術 物性忌避効果のシリコン系を含浸保持「防汚 塗料 」を開発 ※ 水産業への導入は施工性を含めコスト圧縮技術開発(間接防御など)が進んでいる。 シリコン系防汚塗料の「含浸保持」状態 ※ シリコ-ン塗装コスト低減目的の上塗剤「一液」での含浸塗膜形成を完成。 〇 生物的なアプローチ 篭内部の流速制限による付着阻害 【真珠養殖における知見】 抑制作業:挿核時のショックを和らげる為に貝の活性を抑える作業(麻酔が普及する前の技術) (抑制作業で使用する抑制篭内部のアコヤガイ表面にはフジツボは付着しない) ※ 抑制篭:篭の通水穴を制御する事で、通水量を制御、餌・酸素を抑え活性を落とす収容器 ・フジツボ幼生の付着選択には「付着基質周辺の流速」 に関し嗜好性(選択条件)がある (抑制篭内ではフジツボの付着忌避流速であるほぼ止水状態) ・通水量を制限する事で、付着に適さない内部流速を人為的に作出し付着防御を達成 (天然採苗時の誘引技術・養殖時の付着忌避技術が完成) 【付着嗜好(選択性)を活用した技術】 ・「生物の付着嗜好を研究」生物の付着機構の特性を活用した忌避や誘引技術を開発 ・防汚した通水性素材(PE網地)で収容器内の付着期における流速をコントロール。 浮遊幼生が付着基盤に付着する際の「好適付着流速」を阻害。 フジツボキプリス 網篭の目合いを細くする事で収容器内流速を制限し生産物へのフジツボ幼生の付着を阻害 付着時の周辺流速による選択性を活用 防汚ラッセル提灯篭(極細目合) マガキ稚貝(フジツボ除去困難) 好適流速下ではフジツボが付着 粗い網地目合篭での育成(速い篭内流速) マガキ稚貝(フジツボ付着無し) 付着流速を制御する事で付着を防御 細い網地目合篭での育成(遅い篭内流速) 【 関 連 知 財 】 【 名 称 】 「海洋生物の付着防御器具」 特許第5521154号(P5521154) 【 概 要 】 食用貝であるタイラギの殻体表面に、フジツボ、イガイ、カサネカンザシや粘着ホヤ、複合ホヤ等の海洋性 生物 が付着するのを確実に防御する方法及びそれに使用する防御器具を提供すること。 事前に防汚効果を持たせた通水性素材を貝の殻体に密着させて使用することで、 (1)付着時期にあるフジツボ浮遊幼生が付着基盤に付着する際の「好適付着流速」を阻害、 (2)付着基盤となる貝殻表面の微生物フィルム形成を阻害することにより、フジツボ、イガイ、カサネ カ ンザシ 等の蛋白質由来の付着「嗜好」を阻害 (3)加えて「粗密な形状」から平滑性を好む粘着ホヤ、複合ホヤ等を防御する 平成19年度 農林水産技術会議 先端技術を活用した農林水産研究高度化事業 「大型二枚貝タイラギの環境浄化型養殖 技術の開発」 (産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願) 【国等の委託研究の成果に係る記載事項】 「生物への影響」 「化学的」な「忌避性」(亜酸化銅・酸化亜鉛:殺傷物材=バイオサイド)の未使用 「環境への影響」 「溶出タイプ」である「加水分解型」・「自己研磨型」・「加水分解型」ではない事 付着防止メカニズムが非有機スズ系 ⇒ 非バイオサイド系 ⇒ シリコン系である事 「シリコン系付着防御塗料」の付着防御メカニズム 「非溶出タイプ」で塗膜表面の「物理的」な「撥水性」による付着強度の低減 「従来型」防汚塗料のメカニズム 「溶出型」 化学的生物忌避剤依存 「次世代型」防汚塗料のメカニズム 「非溶出型」 物理的付着強度軽減 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 H21 /4 /22 ~H22 /3 /2 314 日 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 「提案」 水産業発祥の環境保全型「 付着防御」技術 の応用 〇ボートレース場などに設置された消波装置への 海棲生物付着問題について 現 状 「事後対策」 ⇒ 「付着除 去」 経費 「付着物除去」や「産廃処理」など大きい 「事前対策」 ⇒ 「付着防御 」手法 「化学的」⇒ 「忌避殺傷 」⇒ 「周辺環境」への影響 大きい 「物理的」 ⇒ 物性(撥水性) のみ ⇒ 主要対象 「船舶」金属製 ※ シリコン 塗料 金属 専用の防汚技術(下塗剤)として発達 水産業界 過去 「事後対策」 ⇒ 「付着除 去」 経費 「付着物除去」や「産廃処理」など大きい 現在 「事前対策」⇒ 「付着防御 」手法 「物理的」 ⇒ 物性(撥水性) のみ ⇒ 周辺環境へ影響 無い 「物理的」 ⇒ 物性(撥水性) のみ ⇒ 主要対象 「 水産 資材」樹脂製 ※ シリコン 塗料 樹脂 専用の防汚技術(下塗剤)として発達 ※ 経費のかさむ 「付着対策」 で はなく、「事 前対策」である 「周辺環境に優しい付着防御技術」 を実現 ※水産資材(樹脂製:元々表面の自己潤滑性が高い=剥離し易い)へのシリコン系防汚塗料の吹付施工は、 塗装表面と防汚塗料との密着形成が最大課題、「樹脂専用下塗剤」(プライマー)を独自に開発、実用レベル の塗装の耐久性を確保、消波装置も同様の樹脂(PE・PP)製なので、同レベルの付着防御は可能 ・環境対応メカニズム 従来技術 「化学的」 側面ー環境に有害な付着忌避物質(殺傷目的)を使用する技術 忌避成分溶出 ⇒ 「環境」海底残留汚染 ⇒ 「生物」海底生物殺傷(自浄能力の 喪失) 水産技術 ①「物理的」 側面ーシリコンの撥水性のみによる付着基盤への付着強度低減技術 「ファウルリリース」 付着と剥離(自重抵抗増加)を繰返す ② 「生物的」 側面ー付着基盤に 選択性の有る付着生物の付着選択嗜好性助長技術 「ファウルリリース」 穏かな剥離は海底生物の自浄効果を損わない ・経費問題(メンテナンス) 従来 毎年 必要 装置の上下架経費(重量かさむ) 付着物除去作業(大量付着) 産廃処理(塩分除去問題) 現地で完結しない移動経費と委託経費が発生 提案 装置の防汚処理 (塗料+施工) 上下架経費(本体重量のみ)上架管理 ⇒ 付着物除去も必要なし 現地で作業は完結 ・現地施工 従来は大型のスケルトン資材へのシリコン防汚剤の塗布施工手法はデッイピングのみで現地施工は構造上困難 現在は吹付施工可能なシリコン防汚剤を開発し、現地での防汚と再生施工が可能 ※ 上塗(リコート)可能な塗料を開発し、現場で簡単に防汚性能の再生が可能となった 防汚事例 間接防御 (防汚:セイフティプロS浸漬不織布) 防汚対象 アコヤガイ(施術貝:挿核済み) 付着生物 ホンダワラコケムシ 防汚事例 直接防御 (防汚:セイフティプロHB 直接塗布) 防汚対象 アコヤガイ(施術貝:挿核済み) 付着生物 チゴケムシ 紹 介 例 〇 ヒバリガイ 学名:Modiolus nipponicus (Oyama, 1950) ヒバリガイの付着防御試験 (天然種苗稚貝を使用した防汚処理区と未防汚区への強制付着試験) 天然種苗を採苗器でトラップ 付着器を芯として均一に付着 足糸で付着 レンガを使用した付着板 吹付による防汚塗装 ドブ漬けによる防汚 左:直接防汚 右: 間接防御 防汚収容器を使用した強制付着 15日経過 直接塗布 間接防御ともに付着防御効果を確認 〇 カワヒバリガイ 学名:Mytiloida Mytilidae Limnoperna fortunei(Dunker,1857)
- 事業実績 | 株式会社 西海養殖技研
事 業 実 績 「防汚技術を採用した環境保全型養殖」 国 内 事 例 〇シングルシードマガキ養殖実証事業 「先端農商工連携実用化研究事業」 経産省 中国経産局 - 2012 課題名-「シングルシードカキ養殖法・流通の高度化によるかきオールジャパンブランド の確立」 (広島県・ヤンマー株式会社・かなわ水産株式会社とコンソーシアム) 「東日本震災復興支援」 岩手県(大船渡・三陸山田) 宮城県(仙台・気仙沼) 2012 ~ 課題名-「マガキシングルシード種苗中間育成」「新養殖施設の開発」 「環境保全型マガキ養殖試験」 宮崎(JF青島・内海・フィッシャーマンズ) 2016 ~ 課題名-「カキ類養殖適否試験」 閉鎖浅海地区 〇タイラギ養殖研究に採用 「環境保全型タイラギ種苗中間育成」 長崎(全国水産技術者協会・西海区水研) 2016 ~ 課題名-「タイラギ種苗中間育成業務」委託事業 「環境保全型タイラギ養殖試験」 兵庫(高砂市役所・JF高砂・伊保漁協水産研究会) 2016 ~ 課題名-「タイラギ養殖適否試験試験」 浅海地区 〇外来付着生物防御対策に採用 「ヨーロッパザラボヤ対策事業」 北海道(函館・宗谷・室蘭・二海郡) 青森(拓新設計) 2014 ~ 課題名-「養殖篭」・「天然採苗器」への付着物対策 〇養殖浮体構造物への付着物防御に採用 「養殖施設の付着物防御対策」 2013 ~ 課題名-「 二枚貝中間育成装置へ の付着物防御」 ヤンマー造船 (株)岩手・広島・福岡・熊本・大分 課題名-「養殖筏の付着物防御対策」 水研機構 2010~ 「移動生簀」水工研 2011 〇養殖収容器の付着物対策に採用 課題名-「収容器への付着物対策」 水研機構 京大大学院 ヤンマー(株) 福岡県・熊本県 海 外 事 例 〇「物理的海棲生物付着防止塗料を活用した環境保全型養殖技術」の海外展開 「バーレーン王国の資源調査」FS事業に採用 「第1回 Bahrain 天然真珠 資源調査」 一般財団法人 日本国際協力センター (JICE) 2013 課題名-「Bahrain天然真珠産業再生プロジェクト」 Bahrain Mumtalakat Holding Company B.S.C. 「東アジアビジネス展開支援事業(実証事業)」 長崎県産業労働部 2015 THE DEVELOPMENT AQUACULTURE OF THE SOUTHEAST ASIAN FISHERIES DEVELOPMENT CENTER 課題名-「ミミガイへの穿孔性多毛類侵入防御対策」 フィリピン (東アジア漁業開発センター) 課題名-「クエ養殖池の鉛直攪拌装置へのフジツボ防御対策」 台湾 「力佳綠能生技有限公司」 調査研究委託事業 「第1回 U.A.E 養殖真珠技術調査」 アラブ首長国連邦 Ras AlKhaimah RAK PEARLS 2013 課題名-「Ras Al Khaimah,U.A.Eに於ける真珠養殖実態と養殖技術の調査」 「第1回 ミャンマー南部 漁業実態調査」 YMF 課題名-「ミャンマーに於ける漁獲漁業と養殖漁業の実態調査」 2013 「実証試験補助役務」 課題名-「実証試験フィールドの提供および保守作業補助業務」 海外大手バイオサイドメーカー 「防汚効果の持続性に関する実証試験」 課題名-「経過観察記録および周辺環境データの収集」 国内大手施工管理会社・国内塗料メーカー
- 青森対応 | 株式会社 西海養殖技研
青 森 対 応 九州の会社が何故ホタテ? (問合せが多い為、期間限定で掲載!) ※ 昭和63年(1987) 有用二枚貝養殖に関する先進技術習得を目的としてホタテ養殖を調査 青森県 陸奥湾地区 野辺地町 (天然採苗器・耳吊システム・フジツボ掃除機) 青森市 金八 神漁網(株) (アコヤ稚貝育成用△提灯篭=ホタテ篭 )オリジナル技術多数 商品・ 工場を見学 ※自社オリジナルのオプション仕様が多数 (訪問以来ユーザー歴30年越え) 最大の特徴:漁業者ニーズに呼応した「使えるプション仕様」がラインアップ 網地:網目の大きさ、糸の太さ、色、網地幅などに独自のノウハウ 枠金:ユーザー最大懸案の外枠接合部分の樹脂接合(平成枠)のパイオニア 北海道 内浦湾地区 八雲町 (稚貝選別機・穴あけ機・アゲピンセッター機) (ワンライン筏・クレーン作業船・連の垂下システム・付着物の付いたフロート交換) ◎研修成果:マベ真珠:H01:母貝の耳吊育成における稚貝(穴あけ作業の精度改善) 鹿児島県 奄美市 白蝶真珠:H08: 早期沖出し筏の敷設技術(荒天対策の水中筏・ アンカー調整玉の導入) 鹿児島県 枕崎市 タイラギ:H22:「 有明海再生に関する増養殖技術の開発」(ホタテ筏ワンライン水中筏) 長崎県 諫早市 マガキ :H24: 「先端農商工連携実用化研究事業」神漁網(株)製 (オリジナル 新型篭) 広島県 江田島 :H25: 「新養殖施設の開発に関する講演及び検討会」にて事例発表 宮城県 仙台市 :「震災復興支援 ヤンマー製 シングルシードの 展開」(神漁網製の網篭) 宮城県 大船渡市 : 「 ヤンマー製 シングルシードによる量産技術開発」 (神漁網製の網篭) 大分 県 国東市 : 同 上 (神漁網製の網篭) 宮崎県 青島市 ホタテ : H28 : 「夏季の種苗異常斃死対策 防汚篭で夏季作業回避」 ( 神漁網製の網篭) 青森県 陸奥湾 ※養殖研修でお世話になった北海道 南部地区で、平成23年頃から「外来付着生物のヨーロッパザラボヤ」の付 着が問題化 ☆H24 北海道南部地区ザラボヤ対策としての防汚モニターを募集。 H25「養殖篭防汚試験」 (地独)道総研究函館水試 協力機関:渡島北部地区水産技術普及指導所・落部漁業協同組合 目的:外来種ヨーロッパザラボヤに対する漁具防汚 処理技術の有効性の検証 方法:中間育成用△篭を 、貝に無害な物性効果のみのシリコン系塗料で含浸防汚処理 期間:2012年10月25日 開始 試験終了:2013年 5月31日 場所:八雲町落部沖合(養殖漁場内) 試験結果: ヨーロッパザラボヤの付着が少なく、褐藻類などの付着に差 2016/06/01 読売新聞 掲載 旧弊社HP 養殖技術 ザラボヤ対策 http://aquasafty.com/summary3034.html 「ホタテ」 耳吊垂下直後のマダイによる食害被害(青森陸奥湾)顕著化 九州地区でも同様(クロダイ)の被害発生 提案 養殖手法の変更 「漁場背景」 ・青森 耳通し固定の「裸吊」養殖(篭内の噛合い防止目的 ⇒ 垂直セパレート飼育) (青森発祥の養殖手法ーアゲピンやセッターなどによる独自の省力化技術が進化) 付着生物(近年はヨーロッパザラボヤ等)の付着により、殻体露出が無く食害が防御されていた ・青森 水温変動の影響でマダイの入湾時期と耳吊作業時期が重なる 耳吊作業後半の付着物が付く前の連が食害被害(マダイ:産卵を控え高活性) ・九州 カキ小屋(有明海)の名物 タイラギの長期禁漁による代替品としてホタテ販売にシフト カキ焼きのシーズン(冬場)は水温低く、生貝販売の為の短期畜養が可能 餌料: 想定外の餌料格差(陸奥湾:貧栄養 ⇒ 有明海:富栄養)により貝柱重量の増加が顕著 畜養方法: 干満差大きく耳吊不向きー 真珠養殖用の多段ポケット「網篭」が入手容易で流用 ・九州 水温変動 ークロダイ産卵時期の早期化ー高活性魚による藻類(海苔等含む)食害多発ー 貝の食害を誘引 マガキのカルチ(天然・人工採苗貝)養殖(裸吊)はクロダイによる食害顕著ー初期は付着藻類を摂餌 ※シングルシード(人工採苗貝)網篭を使用した垂下養殖はクロダイによる食害を受け難い 九州有明でホタテ? 「カキ焼き小屋」併売商材タイラギ不漁 ⇒ 代替商材として「ホタテ半成貝」 「ホタテ半成貝」が代替商材として人気 ・同じ貝柱が食材 価格帯がほぼ同じ 冬場水温が低く、ホタテの生貝畜養が可能(室内生簀での生貝提供が人気) ・想定外 ⇒ 有明海におけるホタテの短期畜養 貝は半成貝でも可食部分が大きく肥満 タイラギの代替商材として人気 ※ 人為的な漁場移動(餌料格差:貧栄養 ⇒ 富栄養)に繋がり、短期間で「可食部分の肉重量」が増加(身入れ作業) 餌料格差を人為的(漁場・水深の移動)に作出 ⇒、過食備蓄スイッチが入り、富栄養の連続飼育よりも短期間で肥満する タイラギ減少期の代替商材 焼いても縮まない牡蠣 代替商材のホタテ半成貝 生食用短期畜養で閉殻筋肥満 養殖手法 生貝提供を目的とした短期畜養 青森陸奥湾 耳吊 垂下養殖 アゲピン耳通し(裸吊り) 九州有明海 ポケット篭 垂下畜養 多段ポケット篭(網篭垂下) ⇒ (2年貝:耳吊り:160貝/連) (2年貝:篭吊り:6段ポケット:30貝/枚×5段吊) 「網篭」養殖の大型ホタテ養殖導入はマダイの「食害」に有効と思われる) 「 アコヤガイ」挿核用「母貝養殖」で導入されている「網篭」養殖 (多段ポケット篭による養殖実例) ・「網篭」は初期投資が必要だか、耐久性(6年間位)が有り、長期的視点での経済性は高い ・帆立の耳吊と異なり、篭入れや収穫は全て手作業となり人件費が発生する ・付着物対策に関しては、高効率の専用高圧ポンプ洗浄船が独自に進化(省力化進化) ・真珠養殖(核入れ)用の「挿核母貝」養殖として、「網篭」による養殖経営は成立する (一篭当りの収容数は50貝前後、2年貝で約60円/貝位で真珠養殖業者に販売) 縦骨なし吹き流しタイプ(高圧ポンプ洗浄船のシェルウォッシャーでの使用目的)食害対策での導入ではない 8段ポケット篭(1年貝) 7段ポケット篭(2年貝) 5段ポケット篭(3年貝) (付着物防汚カバー) 金枠網篭タイプ(出し入れ作業性重視・シェルウォッシャー使用可能)食害対策での導入ではない 6段ポケット篭「金枠」タイプ 高圧ポンプ洗浄船(専用シェルウォッシャー+動噴ポンプ) 養殖カゴ(段ネット・丸篭・△提灯)高圧ポンプ洗浄船が独自に進化 前進(幹綱ローラー)・巻上(吊線ローラー)・ネット上架(サイドローラー)・ネット洗浄(両面シェルウォッシャー) 2名:1日8時間で500吊(ネット)/日位 約20,000貝~25,000貝を洗浄 高水温時の洗浄作業は貝に負担 事後除去から事前防御へ 「春季の食害」と「夏季の高水温時の付着物・分養・篭替えによる異常斃死」への対応例 「水温変動」 ⇒ 「魚類」活性時期が変化 ⇒ 「貝類」活性も同様に変化 ⇒ 「慣例」時期の作業で食害被害発生 水温変動が恒例化(生活サイクルも変化 ⇒ 成長遅延に起因した高水温時期の分養作業など要因複合) 従来の種苗養殖手段では対応困難 ⇒ カルチ(裸吊り)は、シングル(篭養殖)より食害被害大きい 現在の水温変動にマッチした養殖手法への対応が必要 「異常斃死」 ⇒ 「要因」:「先天的」: 回避「不能」:遺伝形質の変化 全滅 (高水温に対応出来ない) : 回避「可能」:有効な遺伝形質の導入(全滅ではなく生存する貝が存在する場合) :「後天的」: 回避「可能」 :人為的な操作ミス (斃死パターンの解析で対応改善) 「操作対応」 ⇒ 受動的「結果」対応(後手)被害が出てからの対応は効果薄い(要因特定が困難) 能動的「予測」対応(攻め)被害要因を予め想定し準備対応 (特定要因との相関解明) (被害パターン情報の収集集積は重要 同一評価出来る体制構築は重要 公的機関情報集には限界あり) 「分養篭替」 ⇒ 次回作業までの育成期間における育成目標の大きさを事前に想定し、1篭当りの入貝数を設定(薄め) 「疎植」⇒ 貝数密度(低)⇒「成長普通」(摂餌環境良好)「斃死減少」(スペース充足 ⇒ 噛合減少) 「密植」⇒ 貝数密度(高)⇒「成長阻害 」(摂餌環境不良)「斃死増加」(スペース不足 ⇒ 噛合増加) (攻めの養殖は篭数増加で初期経費は掛かるが生残率や成長率など育成効率の大きな改善に繋がる) 「目詰対策」 ⇒ 付着後除去(後手):夏場の付着物除去作業は高水温で疲弊した貝への負担が大きい 作業員も高温下での作業は疲弊(出来ればしない方が良い) 付着前防御(攻め):夏場の付着物の付着を人為的に防御 従来:「化学的」な付着忌避剤(殺傷)による付着防御は貝類養殖には使用不可 現在:「物理的」なシリコン物性のみによる付着忌避剤を開発(全国で貝類養殖に使用) ※収容器(網篭)の防汚効果+収容器内の(貝)へのフジツボなどの付着を防御可能でトータルコストは低い シリコン防汚篭の付着防御メカニズム 「 物性」で通水性(餌通し)を確保しながら、フジツボの「付着嗜好」で生産物へのフジツボ付着を防御 「シリコン系防汚剤の二次的効果」 生産物への付着防御 外網地に含侵保持させる事で、網篭の目合いを細くして、篭内の流速を自由にコントロールする事が可能となった。 外網の防汚対策だけではなく、同時に防汚収容器内の生産物表面へのフジツボ付着を防御可能になった。 収容器内部の摂餌環境の改善による成長も期待出来る。 「生物付着嗜好の助長」 フジツボの付着基盤への付着嗜好(選択性)を人為的に作出コントロール フジツボの付着期にあるキプリス幼生は、付着条件(好適付着流速) に「選択性」があり、篭内で人為的に阻害流速を 創る事で、収容物(貝表面)への付着物防御が可能となった。 「コスト」 トータルコストの低減 篭防汚処理は経費増だか、生産物の 生残改善 や出荷時の 付着物除去手間 を考慮(省力化)すると養殖コストは改善。 フジツボが付かない リンペンが残る 左:無防汚3.0分目 右:防汚1.5分目 無 防汚3.0 分目合 アコヤ稚貝 防汚 1.5分 目合 アコヤ稚貝 無 防汚3.0 分 目合 マガキ 防汚 1.5 分目合 マガキ ※ 細目合網地をシリコン防汚する事で容器内流速をコントロール、付着が無くなり、篭替え・貝掃除が不要となる 殻付き出荷時のフジツボ除去作業が不要となり、大幅なコスト削減に繋がる 【 関 連 知 財 】 「海洋生物の付着防御用器具」 特許第5521154号 国立研究開発法人 水産総合研究センター ※「特許実施許諾契約」を締結、弊社で「防汚収容器」として商品化、2012~ 全国(生産者・関係漁連など)好評販売中 防汚技術の導入について 食害対策 移動が可能な貝類(ヒオウギ・イタヤ)ホタテ? ・繁殖時に自ら移動により集団密度を高め、繁殖効率を上げる ・浮遊種苗にとって最優先(成長に伴う摂量確保)の餌料生産効率の高い浅海での繁殖行動 ・種苗 数による対応 食物連鎖 バランス 稚貝 足糸付着(集団)から着底(個別)へ 種苗自らの遊泳回避 成貝 食害生物からの遊泳回避 繁殖力の維持(繁殖礁の整備など) 移動出来ない貝類二枚貝(アサリ・アカガイ・タイラギ) ・繁殖時に繁殖規模(放精放卵の絶対数)で生存繁殖率を維持する ・稚貝にとって最優先(成長に伴う摂量確保)の餌料密度の高い浅海での繁殖 ・種描 絶対数の規模による対応 食物連鎖 バランス 稚貝 食害生物からの 潜砂 回避 成貝 食害生物からの潜砂 回避 繁殖力の維持(繁殖礁の整備など) ※ 経費の係る食害対策は飼育密度の高い稚貝時期が有効である (飼育密度が高い=食害被害も大きい) 天然採苗 足糸で付着成長する時期の二枚貝稚貝は「付着生物」 付着(着底)条件に選択性の有る貝類 ⇒ 好適な付着条件が整えば優先的に付着(人為的な選抜付着環境の整備) 生物的嗜好 環境要因 付着着底時の流速 餌料環境 浮遊から着底 好適付着流速 素材要因 付着基質(基盤) 形状(繊維・針状) 素材(平滑) 強度(硬度) ※ 付着器の稚貝は成長速度が速い 限定空間(収容器内部)の中では密植になり易い ヒオウギ天然採苗への防汚技術の導入事例 防汚処理 〇型 天然採苗器 60日経過 防汚で通水性確保 付着器:ブラックリーフ 網防汚 付着器への強勢付着 付着開始30日経過 足糸付着から底面へ脱落 ヒオウギの優先付着 密植気味 殻への付着物無し 通称 台形篭 (アコヤ専用)極小種苗の早期沖出し・食害防止用 ・台形枠と外網で構成:付着種苗の成長と共に通水量・透過餌料確保を目的で極細 ⇒ 細目 ⇒ 中目と外網を交換して対応 ・極細外網を防汚処理し付着器を配するとヒオウギ種苗の好適付着流速を篭内で再現する事から天然採苗器として転用 ・防汚極細外網は、網替え交換なく使用可能 近年懸案の高水温時など網からの強勢剥離が必要で無い事で生残率改善 ・防汚外網内側への稚貝付着が防御、種苗の付着器への強制付着促進、付着器を芯とした環境の均一化 ⇒ 成長平均化 防汚処理 台形篭 天然採苗器 60日経過 防汚で通水性確保 外網防汚 付着器への強制付着 付着器への強勢付着 付着開始30日経過 防汚外網への付着困難 成長早く底面へ脱落 同一環境による成長の平均化 「ヨーロッパザラボヤ対策 関連 」 課題名-「 養殖篭防汚試験 」 2012 ~2013 ( 地独)北海道立総合研究機構 函館水産試験場 ・ 渡島北部地区水産技術普及指導所・落部漁業協同組合 課題名-「 天然採苗器 」への付着物対策 付着器(人工杉葉)2013 (地独 )北海道立総合研究機構 水産研究本部 栽培水産試験場 課題名-「 ホタテガイ採苗器および中間育成篭への防汚処理試験 」2017 (地独)北海道立総合研究機構 宗谷地区水産技術普及指導所 「付着防御技術 ロープに防止剤」として紹介 読売新聞 2016 「ヨーロッパザラボヤ対策 」 課題名-「 水中フロート 防汚試験 」 ロングラン試験 約3年(1,091日)経過 2017~2019 防汚無し区(Blank) 防汚無し区(Blank) 防汚処理区(Coat) 防汚処理区(Coat) 課題名-「 延べ縄式筏 防汚試験 」2009~2010
- 真珠養殖 | 株式会社 西海養殖技研
真 珠 養 殖 アコヤガイ(Pinctada fucata martensii) 「再生医療技術を真珠養殖業に適用する可能性の検討業務」 「再生医療技術を適用したCoat真珠核を使用しての真珠養殖試験」 および 「試験結果により得られた真珠の価値総 合的検証」 富士フイルム株式会社 高機能材料開発本部 課題名-「Recombinant Peptideの真珠養殖業への適用可能性の検討」 -2018~2022 ※供試原核製造、母貝育成、挿核施術、養殖管理、浜揚げ結果分析、外部環境要因との分離、 効 果影響及び試 験精度の判定、相関分析など 「Recombinant Peptide Coat核による 大珠作出チャレンジ 」 (株)西海養殖技研-2022~ 低エンドトキシンコラーゲンのナノコーティング技術 6月中旬挿核 14匁 フジフィルムCoat核3.0分(9.09㎜) 翌年2月中旬浜揚げ 約240日経過 剥身時 直径11.1㎜ 巻き厚(両面 2.01㎜ 片面1.005㎜) 挿核時 14匁 ➡ 浜揚時 47匁(通常は25匁前後) 貝柱重量17.3g(通常は8g前後) 当年物としては類を見ない大きさに成長 挿核時3.0分核9.09㎜➡剥身時 直径10.7㎜ 巻き厚(両面 1.61㎜ 片面0.805㎜) 表面(鏡面クラス) 照り(高輝度) 重心位置ずれ無し(高真円度) 血球細胞蝟集を改善目的とした対策「Coat核 」技術による対応 「従来技術」 真珠核 Coat核(抗生剤)と Blank(未処理) 「パールサック形成初期の 血球細胞蝟集 」 パールサック内 試験剥き 蝟集映像化 二値化映像 (挿核後60日経過に試験剥身) 血球蝟集痕が顕著 浜揚げ時の珠染みに繋がり、商品化には漂白作業が必須 Coat核(FF核) 左:Coat核 右:Blank Blank サイズ別 比較 「新規技術」 Recombinant Peptide Coat核 「Recombinant Peptide Coat核」FUJIFILM製 核原貝から厳選製作 Recombinant Reptide FUJIFILMにてcoat処理 Coat核 ( 挿核後60日経過に試験剥身) 血球蝟集痕が殆ど見られない為、漂白作業は高い確率で不要となる 従来Coat核との違い 「パールサック形成初期の メリット」 ※使用条件-挿核母貝の 抑制効果が強い 従来 Coat核 「抗生剤」のCoat核 核と切開面の間に空間が生じ異物混入が起こる 殺菌薬効による白血球蝟集痕の軽減 (殺菌薬効による蝟集痕の軽減 ) 抗生物質は毒性があるので抑制効果が 低い と弊害大 近年のオゾンでの卵抜き手法には適合 母貝小型化による挿核直前までの育成には不適 一級品(低明度) 花珠(低明度) 断面:核表面に蝟集痕あり 真珠層(蝟集痕を含む) 明度は統一性が低い 新規 Coat核 「再生医療技術」を適用したCoat核 核と切開面の密着度が高く空間への異物混入が少ない 核を 異物として認識しない〔白血球蝟集が起こらない) (蝟集痕が高い確率での軽減) 挿核母貝の抑制効果が 高く なければ突起珠増加 旧来の秋抑制などの「長期抑制」で高い効果 抑制開始の11月期までに大型母貝育成が必須 一級品(高明度) 明度は 均一性が高い 断面:核表面に蝟集痕無し 真珠層(全て真珠質) 花珠(高明度) ※ 一級品(花珠)面テリ巻きが優れていても、蝟集痕があると実体色として影響し明度が低く暗いイメージが出る。 ※ 剥き落した珠を 0.25㎜サイズ別に並べた状態 珠質向上を目的としたFF核使用による「当年物」実証試験 小サイズ母貝の有効利用を目的とした「厘珠」試験 ・母貝産業 高水温・魚病による生産歩留まりの低下 「小サイズ母貝」の有効利用需要増加 ・真珠産業 市場熟成による珠質重視へ 厘珠サイズ(5㎜)高値 1.5分(4.5㎜)核による挿核歩留まり効率の高さ 「真珠生産者の所感」 ・使用するだけで、特別な技術を必要とせず一級品以下の不良品出現率が飛躍的に低くくなった。 ・当年物真珠の場合、特にシミが全く無い真珠は「浜値価格」向上に繋がる。 ・出荷時の等級選別作業が大きく軽減(原核サイズ統一の場合、フルイのみで巻厚選別) ※ Coat核の品質が重要 同一核サイズ(全量10点計測0.01㎜誤差以内・高真円度) 「真珠ユーザーの所感」 真珠の魅力向上 ・唯一(生物が育む+剥き落して完成) 宝石としての真珠持つ神秘性への原点回帰 ・ 明確なトレーサビリティと、加工を必要としない完璧な真珠としての高い信頼 ・ネックレス連に期待(同一ロットによる今までに入手不可な統一性の高い品質) 「パールサック形成初期の 巻き に関するデメリット」※条件-挿核母貝の 抑制効果が弱い(失敗例) 従来のCoat核は使用する抗生物質の毒性に起因して、抑制効果が弱い(低活性)と脱確率が高くなる傾向が確認されていたが、 抑制効果が弱いと 富士フィルムCoat核は毒性が無いので、脱確率が低い反面、メスキズ周辺の活性が高く、血球蝟集が進み、ハネ珠と呼ばれる珠突起や、メス通しに起因(ピースの残漿細胞片が活性化し真珠質形成)する突起キズのある珠(尾引き珠)が極端に増える傾向が確認された 雑物侵入に伴う血球蝟集痕も形成され易く、通称ハネ珠が極端に増える傾向が確認された 無核真珠と同様にピース細胞の活性化により真珠質の異常分泌が促進され丸みのある尾ひき珠が多い 従来の抗生剤タイプのCoat核は、抑制の利いた活性の低い貝には、抗生剤=毒性が強く作用する為、脱核が多い傾向が見られた。近年の挿核用母貝は「母貝生育の遅延」で貝サイズが小さく挿核直前まで母貝サイズを大きくする必要がある為、活性の高い母貝が多く用いられている。「抑制」作業では無くオゾンによる「卵抜き」が主流となっている。従来の抗生剤タイプのCoat核との相性は良いが、毒性の無い富士フィルムCoat核を使用し「珠シミ」を軽減するには不向きで、珠シミを軽減するには長期の深い抑制操作が必須である事が判った。 真珠核原貝(Mother of Pearl Nucleus) 優良な真珠核を求めて 調査理由 ・1993年にワシントン条約対象種として米国からの製核用原貝の輸出規制問題が発生 ・米国産の核原貝輸出制限の深刻化が懸念 ・真珠核生産原料である核原貝の国内在庫材料不足による国内真珠核の価格高騰(前年比2倍) 浮かび上がったテーマ ・真珠生産の一貫メーカーとして日本国内における真珠核の安定生産と真珠養殖業者への安定供給が必須 ・戦前:中国産「ささ貝」と言われる原貝で真珠核を生産 ・戦後:中国産から米国産へシフト(国交断絶・日米間の輸出入のバランス・米国天然真珠業者の新規参入) ・真珠核の品質が中国産原貝は米国産原貝に劣るとの定説(根拠がない) ・新たな供給先として中国産原貝の 資源現状を正確に把握 する必要 ・実際に中国産の真珠核原貝を使用し真珠核を生産、品質・生産効率を分析、実際に真珠養殖に使用し実証試験 ・日本の求める真珠核品質の基礎知識の伝達 ・中国国内への真円真珠生産に繋がらない様に 半製品としてのサイコロ状まで現地加工に留める ・原貝輸出 ⇒ 現地での加工による2次産業化・人件費安価・輸送コストの圧縮・半製品としての関税圧縮 ・日本国内の真珠核産業の保護 優良真珠核原料の輸入先の多様化による安定生産確保 「真珠核 原材料調査 」中国 湖北省産 -1994 中国における真珠核生産実態の調査(199 4 湖北省 湖南省) ①「中国直営型」 共産党直接支配下にある郷鎮(小規模企業共同生活集団)内部に新しく核生産部門を設け、人民政府の指導の下、 日 本より技術指導を受け、独自で 核を生産販売しようとする中国主体の経営体 ②「日中合弁型」 日本の製核会社が共産党直接支配下にある企業局と合弁(出資比45:55し、現地での工場施設、材料供給、労働力 の提供を中国側に依存し、米国よ りの材料調達、製品加工技術指導、工場運営、監督、及び日本国内での製品販 売を日本側が受け持つという日本主導型の経営体 「真珠核 原材料 調査」米国 ミシシッピ州産 -1993 ③「米中合弁型」 米国の核原貝採取業者が共産党直接支配下にある企業局と合弁(出資比45:55し、米国内より2級品の材料を模 造 真 珠原料向けに加工販売しようと する米国主導型の経営体 真珠生産者(加工・販売)サイドから見た不良核について 「不良核」キョロ核 ギラ核 ヒビ核 ワレ核 低真円度 - 1994 部分的な反射 反射光形状 使用原貝部位に起因 反射輝度の3DG レンズ状反射 透過光分析 表面の乱反射 二値化映像 ※ 真珠核の「品質数値化」による核の「グレーディング」により、「最高品質の核」を使用する事で、面テリの均一化の精度(核のバラついた反射光が真珠層を透過して、真珠に影響) を高める(真珠層を厚く巻かせる事以外、現在の加工技術でも不可能) シロチョウガイ (Pinctada maxima) 工事中 工事中 クロチョウガイ(Pinctada margaritifera) マベガイ(Pteria Penguin) アワビ(Abalone pearls) 「真珠養殖 チャレンジ 」 -1984~ アコヤガイ(Pinctada fucata martensii) アコヤ 1個入 アコヤ 2個入 挿核技術継承(メス通し・切開位置)オゾンによる卵抜きのみ(抑制の利いていない貝) 挿核技術継承 (メス通し・核送り)大サイズ核の脱核軽減 工事中 「付着除去」から「付着防御」へ 付着したフジツボなどの 除去作業を機械化 (高圧洗浄・ハンドクリーナー・グラインダー) 寄生虫(ポリキータ)対策 浸透圧差による濃塩・淡水による殺虫処理 高水温時の衰弱貝に関する除去・殺虫作業の弊害 付着させない事前対策 安価で防御効果の高い「 間 接 防 御 」技術
- 系統保存 | 株式会社 西海養殖技研
系 統 保 存 2 5年間で約4億5千万貝を人工採苗で生産し、採卵母貝の経歴および♂♀交配個体数・使用挿核母貝としての育成情報(漁場・環境・餌料・生残・成長分布)を記録、使用細胞貝の情報を含め最終の真珠浜揚げ(漁場・時期・使用率・核サイズ・珠サイズ・巻き厚・原核サイズに対する真珠質の増重率を個人別に)まで、混合する事無く、データ収集、「先天的な遺伝要素」と「後天的な外因要素」(異常気象・手入作業ミス・移動減耗・個人技量影響)を分離、遺伝形質のみの情報として、分析、次回採苗の基本情報となる様な分析手法を構築(最新の遺伝子分析とは異なりローテクですが!)、机上の空論ではなく、実業における実戦データとして、産業に寄与する系統保存に取り組んだ経験が有ります。 「交配の柱となる主力系統の継代保存」 継代ごとに評価分析、成績の劣化もあり得る(継代打切) 戻し交配 純系の保存 ※掛け合せ個体数の狭小が後(垂直継代の二代目以降も)の生残(近交弱性)に大きく影響 潤沢な採卵母貝数を準備 採卵母貝の後天的影響要素として、卵熟漁場による十分な卵の熟度を確保できていたかも重要 工事中 凍結保存(Preserving Spermatid) テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。 テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。
- お問い合わせ | 株式会社 西海養殖技研
inquiry Contact (inquiry) 〒851-3406 8- Torikago, Seihi-cho, Saikai City, Nagasaki Prefecture 8 TEL 090-9567-1833 FAX 0959-28-1237 kkitaha@lily.ocn.ne.jp Name(氏名) Email(メールアドレス) Message(本文) Thanks for submitting! Send Access (Office location)
- 会員ページ | 株式会社 西海養殖技研
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- 網篭防御 | 株式会社 西海養殖技研
網 篭 防 御 対策資材-アカガイ種苗の食害(アイゴ)防止「食害防止防汚外網」と「沖出し篭用 防汚網蓋」 ※浮遊幼生着底初期の極小サイズでの早期沖出しが目的。(陸上飼育中の給餌用餌料プランクトンの生産能力=生産貝数) 着底付着(付着器ごと移動可能)= 散逸しない量産技術の基本 = 早期沖出しによる陸上餌料生産(コスト高)からの解放 「放流事業成功の必須条件」:①絶対的な放流量 ②大型サイズでの放流 ③持続可能な安価な生産コスト 〇陸上飼育期間の短縮が生産数向上の最大命題(成長に伴い大量の餌料が必要➡飼育餌料の生産力=種苗生産能力) 〇早期沖出しの弊害:食害魚の繁殖期と重なれば防御網内に侵入する稚魚も小さいので、防御網内で食害しながら成長 ※食害稚魚の駆除:推奨は篭替え 短時間の干出は有効だが死魚の除去が必須 捕食:アイゴ幼魚 被食:「アカガイ」コレクター 付着人工種苗 沖出し時 ※ほふく移動活発(沖出し収容器内側への付着移動を防止) 防汚 極小目合い外 網 沖出し篭+食害防止蓋 篭内部で食害魚も成長 付着藻類が食害を誘引 対策資材- アサリ種苗 食害防止用「被せ網」(ワンオフ品) クロダイ対策 ※食害防止被せ網へアオサなどの藻類が付着繁殖すると、降雨期に比重低下で白腐れしたアオサが海底表面に密着し、物理的密閉を起こし、酸欠による大量斃死貝に繋がっていたが、網地に貝に無害なシリコン塗料を含浸する事で付着防御が可能となり、アオサが付着した被せ網が原因となる斃死を軽減する事が可能となった。 捕食:ナルトビエイ成魚・アイゴ・クロダイ稚魚・アナジャコ・テッポウエビ・タコ類・干出漁場では水鳥 被食:アサリ(時撒き放流)人工・天然種苗 ※潜砂可能サイズ 被せ網の構造改良により、防汚再生、設置簡素化、耐久強度を含め、リサイクル性を高め、導入コストが回収し易い。 対策資材- タイラギ種苗 侵入防御用「たて網」(ワンオフ品) ナルトビエイ対策 食害防止ネットのメンテナンス(付着物対策・設置・撤去作業)が課題 ※ノリ漁場と隣接する為、網の付着物対策には、「化学的」な忌避剤を使用しない事が条件、弊社独自の「物理的」な撥水性を持ったシリコン塗料を含浸させる防汚技術を転用し、漁場環境の保全に配慮しながら、 付着物抵抗による波浪時の網の倒壊防止 が対応可能となった。 捕食:ナルトビエイ成魚 被食:タイラギ(地植え)人工種苗・アサリ(地撒き放流)人工・天然種苗 ※潜砂可能サイズ 防御盾網(杭打ち式) 防御盾網(幹綱垂下式) シリコン含侵よる防汚処理 左:Blank 右:防汚処理 対策資材-トリガイ育成コンテナの 食害防止 「防汚網蓋」 (潜砂基質を使用したコンテナ養殖) 捕食:クロダイ・ブダイ成魚 被食:トリガイ人工種苗 ※潜砂可能サイズ 通水性無 コンテナ+網蓋 防汚通水性有 コンテナ+網蓋 シリコン防汚網蓋 目合別 +基質底面セパレーター 〇シングルシード 対策資材-シングルシード育成篭の食害(クロダイ)防止「防汚網篭+防汚食害防止網蓋」 イワガキ種苗(人工採苗)イワガキが網篭に付着しない様に網篭をシリコンで防汚処理 捕食:クロダイ稚魚 被食:「シングルシード イワガキ」 (中間育成済種苗) ※容器内で右殻と左殻の上下整合性を持たせる事で付着回避 フラプシー育成 60日育成 種苗段階でカップ形状を作る事が主目的 90日育成 集塊不能 クロダイ稚魚による食害防止対策として「シリコン防汚処理を施した網篭+網蓋」で対応 収容器の損傷も激減 150日 防汚2分目角型篭 殻体成長が主目的(ハサキを折らず伸ばす事を重視) 250日 防汚2分目角型篭 育成 付着物(藻類・多毛類・ヒラムシ)淡水処理容易 養殖実態の把握が容易 350日 右殻側のリンペンが残っている事に注目 除去作業は一回もしていない事に注目 フジツボ付着は防御出来ている イワガキ=大型を変革 夏場の競合の無い新商品 「一口イワガキ」 として販売実績あり マガキ同等の価格を実現 対策資材-イワガキ食害防止ネット(ワンオフ品 マベガイ用) クロダイ対策流用 捕食:「クロダイ」 幼魚~成魚 食害防止 「ネット」 被食:「シングルシード イワガキ」 (中間育成済種苗) 表裏5 貝をオフセットして強制付着、1連×10枚で計100貝を一吊りとして、食害防止ネットでカ バーして垂下養殖。 強制付着 10枚×1連セット 1ヵ月経過 3ヵ月経過 6ヵ月経過 S60 ~ 鹿児島(奄美)温暖化で北上してきたナルトビエイ によるマベガイ 種苗の食害が多発 食害防止ネットで対応 R2 長崎(大村湾)イワガキ 種苗カルチのクロダイ による食害が増加、対応策としてマベガイ食害防止ネットを流用し対応 〇カルチ 対策資材-イワガキ食害防止ネット(ワンオフ品 ヒオウギ食害防止ネット) イシダイ対策流用 イワガキ1年貝を裸吊で沖出し直後、大型イシダイによる食害で全滅、イシダイ対策として金籠で食害防御 捕食:「イシダイ」幼魚~成魚 食害防止「金網 被食:「カルチ イワガキ」(中間育成済大型種苗) 粉体塗装金網 10枚×4連 1ヵ月経過 3カ月経過 8カ月経過 H22長崎ヒオウギ天然採苗時の食害防御用に開発した「防汚金篭」をイワガキのイシダイ食害対策に転用。 対策資材-イワガキ食害防止ネット(ワンオフ品 ) クロダイ対策流用 捕食:「クロダイ」 幼魚~成魚 食害防止 「食害防止角型ネット」 被食:「シングルシード イワガキ」 (中間育成済種苗) 人工採苗カルチ付着種苗の沖出し時の食害防止対策として、防汚アコヤ用角型篭にて沖出し 厚種は密植に注意! 食害が無いので密植になり易く早めの分殖(脱塊)が必須 カルチ付着は付着密度にバラつきがあり貝数把握困難 対策資材-アコヤ採苗器の食害(アミメハギ)防止「防汚食害防止網」 アコヤ(極小付着種苗)の早期沖出し生け簀用食害防止 陸上飼育時の餌培養が追い付かない 早期沖出しで成果 極細目合ナイロンメッシュを防汚処理 パイプ枠×3段 1.5m×1.5m×2.5m 専用の沖出し生け簀筏(4m×4m)にセット 工事中 防汚カキ縄(タイコー製 牡蠣一番) ムラサキイガイの移動拡散防止に効果
- 付着対策 | 株式会社 西海養殖技研
付 着 対 策 時代は付着 除去 から付着 防御 へ 「生物」と「海」の共存 「海棲生物」は「自然環境」下において、互いの「生存」「繁殖」の条件の下で、棲み分けて「共存」 ・付着生物は固着すると移動不可、水温・餌料・食害など限定環境下、「生存」「繁殖」 ・付着条件に選択性の有る生物、餌の種類・量・環境(流速)が確保される場所を選択 ・単独優先の周年繁栄ではなく「付着」・「増殖」・「繁殖」・「浮遊」時期のズレで異なる付着生物が「共存」 ・自然界において生物生存の周期的バランスと地域的自然環境下での「生物間」 における「共存」関係が構築 「 人 」と「海」の共存 養殖漁業は「自然」との「共存」が最優先課題 ・人為的な「養殖行為」は生物バランスの取れた地域自然界への介入 ・無作為の養殖施設の敷設や垂下養殖は、環境保全への負荷を高め、既存の自浄環境バランスを破壊 ・養殖功利優先の「付着物除去」や「忌避物質」(殺傷損壊)による付着物防御は海底の 自浄能力を喪失 ・付着防御技術の進化 生物に有害な「化学的」メカニズムから無害な「物理的」」メカニズムへの変換 人工的な「養殖行為」=「自家汚染」の自覚が必要 ・養殖設備は付着生物の好適な生存環境と合致すれば格好の 「付着基盤」 となる ・貝類は海中の浮遊ブランクトンを食べ成長 「 排泄物」 は海底へ沈降 富栄養化 ・「 物理的除去付着物」 の海底への沈降堆積(除去残牀など有機質の過剰堆積) ・「化学的防汚剤」 使用 忌避殺傷成分の溶出沈殿 海底堆積 底生生物死滅 ・養殖施設への 「ムラサキイガイ」 海水温28℃以上 大量斃死 海底へ沈降堆積 富栄養化 ・高水温時 溶存酸素量低下 好気性細菌 活動低下 海底自浄能力の低下 海底の自浄能力を超えない穏かな付着物沈降 養殖漁場の海底環境保全 「付着物防御」 「環境保全型の付着物対策」 化学的(忌避・殺傷)から物理的(撥水性強化・付着強度低減)へ 従来の海棲生物付着(藻類・イガイ・フジツボ・ザラボヤなど)の事前防御技術は、主に忌避剤(重金属)を 使用した化学的な付着阻害で、水質・底質汚染を招きやすいことが問題でした。本製品はシリコンの撥水性に着 目・活用 し、溶出や沈殿がほとんどない、物理的な付着防止効果 を 利用した 環境負荷のすくない、安心・安全な 技術です。 (次世代型の付着物防御概念=ファウルリリース) 従来の忌避剤タイプの付着阻害剤は、薬剤が消耗 すると海棲生物が付着しはじめますが、 本製品を使用すると、塗布面の撥水性により生物の付着強度が低下 する 為、海棲生物は塗布面への付着と自重による剥離・落下を繰り返し 、 長期防汚効果が期待 できます。養殖漁場で は、付着物が一度にかつ大量に落下沈殿する場面 ※ が度々あります。 その際、急激な有機物負荷が局所的にかか るため、自浄能力を超過して漁場環境の悪化につながるといわれています。本製品を使用すると、自浄能力を超 えない程度で連続的におだやかな付着生物の沈降を 促進し、良好な漁場環境を維持 する仕組みになっています。 養殖環境への配慮 「ファウルリリース」概念 自然環境との共存 ※夏場の高水温(28℃~)による付着生物(イガイ)の大量斃死や、付着物の物理的除去による付着物の落下・沈殿など 「付着防御」技術 環境保全型 海棲生物付着防止剤「セイフティプロ」紹介 外来種ヨーロッパザラボヤ対策(ホタテ)北海道 フジツボ付着対策(マガキ養殖)宮城県 工事中
- 波浪対策 | 株式会社 西海養殖技研
波 浪 対 策 東日本大震災復旧に関する事例紹介 基 本 概 念 1.「波浪に逆らわず、波浪を受流す」フレキシブルな養殖 施設の構造を策定 ※波浪に「対抗」する為に高い安全マージンを施設に設定する事は無意味=想定を超えると崩壊 ※目的は施設の損壊防止ではなく、生産物の散逸や損壊を防止する事が重要 2.「浮体構造物の簡素化」 垂下物重量を軽減する事で波浪による影響を受け難い施設を敷設 ※高浮力は太いロープが必要、浮体施設全てが重厚長大化し、波浪時の抵抗増大➡施設費が高額化 ※生産物の垂下重量や付着物による水中抵抗の軽減を図り、細いセクションでの耐候性を確保 3.被害の早期リカバリー最優先「散逸防止」➡ 「収容器」・ 「早期復旧」➡「 ブロック構造」を採用 ※裸吊りから収容器飼育へ ※養殖設備をブロック化して被害時の損壊拡大を防止、損壊修復時に同一規格資材の使用は優位 波浪被害と復旧を経験してきた漁業者としてのアドバイス 〇台風銀座の九州で鍛えられた真珠養殖施設の「策定」「保全」の知恵(後発の真珠業者として新規漁場開拓にチャレンジ➡従来の真珠漁場とは程遠い外洋性漁場しか残されて無かった➡ロープ・フロー トなどの資材・施設構造・敷設手法などの独自開発により設備の耐候対策は完成➡養殖設備が波浪に耐えても、垂下した生産物が影響を受けては無意味➡自然の猛威に逆らう事の無意味さ痛感➡永続的な養殖と言う経済行為の成立が最前提➡養殖設備のコストには限界がある➡近年の世界規模の気候変動において、従来漁場は通年漁場と言う概念は成立し難い時代➡自然に逆らわずアドバンテージのある時期のみ有効に利用➡異なる漁場への越夏・越冬の様な移動を含めた分業体制を構築➡副産物として漁場環境差による成長促進➡餌料環境差による殻体成長促進と肉質肥満を人為的に操作➡同一漁場環境より優位性を得る) 趣旨:東日本大震災の三陸・常磐沿岸の漁港施設、漁船、定置網や養殖施設等の 復旧に際し、調査結果の解析および、漁場保全対策や増養殖業の振興等を目的として、貝類生産に係る最新技術についての情報提供と活用についての意見交換。 「水産業復興・再生のための調査研究開発推進本部の現地対策推進本部第8回検討会」 テーマ「貝類の種苗生産・養殖技術の最新情報」 平成25年1月31日 主催:東北区水産研究所(塩釜庁舎)